長引く便秘は認知症の発症リスクを高める?
排便習慣(排便頻度と便の硬さ)が将来の認知症の発症に関連していることを、国立がん研究センター予防研究チームが大規模な疫学調査の結果として報告している。便秘気味の身には見過ごせない内容だ。腸内細菌が作る短鎖脂肪酸の減少が原因らしい。
排便習慣(排便頻度と便の硬さ)が将来の認知症の発症に関連していることを、国立がん研究センター予防研究チームが大規模な疫学調査の結果として報告している。便秘気味の身には見過ごせない内容だ。腸内細菌が作る短鎖脂肪酸の減少が原因らしい。
若者の間で急増する市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)。急性中毒により救急搬送されるケースも少なくない。その実態を報告するレポートが指摘するのは、彼らの社会的孤立だ。市販薬の乱用に気づいたら「SOS」と受け止め、相談機関へつなぎたい。
専門家らによる「こころの情報サイト」が開設された。こころの病気の予防に必要な「ストレスをためないコツ」や早期に気づくための「こころの病気の特徴的なサイン」、病気になった場合に受けられる生活支援などを詳しく解説している。こころの不調に気づいたら活用を。
肝機能を示す血液検査の項目が複数あり、判断に迷った経験はないだろうか。コロナ禍の影響もあり、脂肪肝やアルコール性肝障害の患者が増えるなか、早期発見や治療につなげようと、日本肝臓学会が「ALT>30」を受診を促す新たな指標として発表した。
日本で初めての『遺族ケアガイドライン』が刊行されている。専門医を主な読者に想定した内容だが、「遺族に対して慎みたい言葉」など、患者遺族のグリーフケアを担う一般看護職にも役立つことが盛り込まれている。是非読んでおきたい一冊として紹介する。
医療従事者の職業病ともいえるものの一つに「ラテックスアレルギー」がある。頻回な手洗いによる手荒れが原因で皮膚のバリア機能が低下していると発症リスクは高まる。果物アレルギーを合併しやすく、ゴム手袋で皮膚症状が出た経験があれば、一度アレルギー検査を。
「身体拘束ゼロの認知症ケア」に取り組む医療や介護の現場で、「認知症マフ」と呼ばれるケアグッズの活用が進んでいる。認知症によるBPSDの予防・軽減に有効とされる「快刺激」を与えることができ、認知症者のこころが和らぐ効果が期待できるようだ。
認知症、特にBPSDがみられるときは身体拘束を余儀なくされがちで、「縛らない認知症ケア」の実践は簡単なことではない。そんななかBPSDの予防的ケアを徹底して身体拘束ゼロの認知症ケアを実践している医療法人大誠会グループの取り組みを紹介する。
日本人の3人に1人がもっているとされる「倹約遺伝子」により、太りやすくて痩せにくく、少しの食べ過ぎや運動不足で肥満や2型糖尿病に悩む人は少なくない。親から譲り受けた体質としてあきらめずに、倹約遺伝子の正体を知って適切な対策を。
「キャリアアップのため」の転職はもとより、勤務体制や職場の人間関係に悩み転職する際に利用する職業紹介事業者(会社)に認定制度がある。認定基準を満たせば適正事業者として認可され、適正認定マークを掲示できる。その基準と、適正事業者は?
大人に代わり家族の介護やきょうだいの世話を担っている「ヤングケアラー」の存在が注目されている。ケアの常態化、長期化は子どもの成長にも健康にもさまざまな影響を及ぼしている。その実態を踏まえ、看護が彼らにできることを考えてみた。
「おまかせ医療」の時代は終わり、今や患者の意思を最優先する医療の時代である。自らが望む医療を受けるには自己決定が求められるのだが、その自己決定を医療者との架け橋となって支援することを活動の柱とするメッセンジャーナースについて紹介する。
「大人の発達障害」、つまり発達障害をもつ成人の存在が一般のメディア等で取り上げられ、その数が意外と多いことがわかってきた。医療現場や訪問先で彼らと対面したら、どう理解し、どうかかわればいいのか、ポイントをまとめた。
熱中症シーズンに入り、メディアは盛んに熱中症予防を呼び掛けている。確かに「不要不急な外出を避けること」は大事だが、「水分や塩分をこまめに摂りましょう」と言われて困っているのは減塩治療中の高血圧患者だ。塩分はどうすべきか。日本高血圧学会の見解を紹介する。
令和4年度診療報酬改定により4月から「リフィル処方箋」が導入されている。慢性疾患の病状が安定していて、服薬を自己管理できると医師が判断する患者を対象に、一定期間に限り3回まで反復利用できるリフィル処方箋が使われる。対象外の医薬品など、その仕組みのポイントを。