
看護師は今こそナイチンゲール看護の実践を
ナイチンゲールは『看護覚え書き』のなかで「看護観察」の大切さを説き、「できないこと」ではなく「できること」に視点を置き、その人の持てる力を最大限生かすかかわりを勧めている。超高齢社会となった今、介護予防にこそこのかかわりが求められている。
ナイチンゲールは『看護覚え書き』のなかで「看護観察」の大切さを説き、「できないこと」ではなく「できること」に視点を置き、その人の持てる力を最大限生かすかかわりを勧めている。超高齢社会となった今、介護予防にこそこのかかわりが求められている。
意思決定支援や相談業務に取り組むなかで、「相手の本音をうまく聞き出せない」と悩む方は少なくないようだ。多忙を極める現場にあって形式的かつ一方的になりがちな対応を改め、本音で語り合える対話を学ぶ方法を提案する。
コロナの感染対策ですっかりお馴染みとなった「ナッジ理論」だが、実は認知症ケアに、さらには患者とのコミュニケーションの円滑化に有効という話を紹介する。是非、活用を!!
終末期医療・ケアの現場を中心に取り組みが進んでいるACPにおいて、「QOL」に並び「QOD」という言葉をよく耳にするようになった。「QODを高める」「QODを支える」などと使われている、この言葉の意味するところを探ってみた。
高齢者が要介護状態に陥る原因としてサルコペニアが注目されている。重度の栄養障害を原因に筋肉量や筋力が落ちていきADL・QOLが低下していく状態だ。予防のカギを握る「口から食べることをあきらめさせないケア」の普及に取り組む小山珠美氏を紹介する。
お金の話はタブー視されがちだ。退院支援で患者サイドの意向がはっきりしないときは、医療費や介護費負担への心配が隠れていることがある。利用できる助成・支援制度の詳細はMSWなどに託しても、その入り口の支援として看護師が引き受けたいことをまとめた。
「身体拘束ゼロの認知症ケア」に取り組む医療や介護の現場で、「認知症マフ」と呼ばれるケアグッズの活用が進んでいる。認知症によるBPSDの予防・軽減に有効とされる「快刺激」を与えることができ、認知症者のこころが和らぐ効果が期待できるようだ。
秋乾きの10月、喉や肌の乾燥が気になるシーズンだ。特に睡眠中の喉の乾燥対策は、自らの健康はもとより、医療現場に働く看護師には院内感染予防の観点からも欠かせない。喉の乾燥対策として潤いをもたらすマスクを、また肌にはペーパー加湿器を紹介する。
カスハラとして社会問題になっている職場におけるハラスメントは医療現場も例外ではなく、多くの看護職が被害者と聞く。対話不足が主因なら、医療メディエーション、つまり「対話による関係構築」の手法をハラスメント対策に活用してはどうかと考えた。
子宮頸がん予防についてスウェーデンの研究チームが、ワクチン(HPVワクチン)による予防効果を実証したと発表。ワクチンを17歳未満で接種すると、発症リスクが9割低下するとの結果だ。折しも日本では、キャッチアップ接種が受けられるようになっている。
仕事柄、食事の時間も満足にとれず簡単にすましがちではないだろうか。免疫力を高めて感染から我が身を守るためにも、栄養バランスの良い食事をとっていただきたい。そんな思いから、最近話題の「完全食」「完全メシ」を紹介する。
「糖質オフ」や「糖質カット」の食品や飲料、糖質カットの炊飯器が人気だ。「太るもと」としてとかく敬遠されがちな糖質だが、同じ糖質の仲間でありながら「オリゴ糖」だけは健康にいいとして注目されている。その理由はどこにあるのか、探ってみた。
訪問看護師の友人から、利用者の排便ケアに「シンバイオティクス」を取り入れたところ結果は大成功だった、と。シンバイオティクスとはあまり聞きなれない言葉だ。友人の場合は市販の機能性表示食品を使ったそうだが、食事でもできるその方法をまとめた。
直近の「国民健康・栄養調査」の結果から厚労省は、働く世代の女性の健康課題として「過剰飲酒」をあげ、1日当たりの純アルコール摂取量を20g以下に抑えるように促している。折しも公表された国内初の「飲酒ガイドライン」にその飲酒法を見てみると……。
国立健康・栄養研究所は「健康に良い食事」の1つとして「全粒穀物をとること」をあげている。全粒穀物とはどんな食品で、その期待できる健康・栄養効果について、今すぐ普段の食事に取り入れたい食品を例にまとめた。