
「倹約遺伝子」が太りやすく痩せにくい体質に
日本人の3人に1人がもっているとされる「倹約遺伝子」により、太りやすくて痩せにくく、少しの食べ過ぎや運動不足で肥満や2型糖尿病に悩む人は少なくない。親から譲り受けた体質としてあきらめずに、倹約遺伝子の正体を知って適切な対策を。
日本人の3人に1人がもっているとされる「倹約遺伝子」により、太りやすくて痩せにくく、少しの食べ過ぎや運動不足で肥満や2型糖尿病に悩む人は少なくない。親から譲り受けた体質としてあきらめずに、倹約遺伝子の正体を知って適切な対策を。
「キャリアアップのため」の転職はもとより、勤務体制や職場の人間関係に悩み転職する際に利用する職業紹介事業者(会社)に認定制度がある。認定基準を満たせば適正事業者として認可され、適正認定マークを掲示できる。その基準と、適正事業者は?
新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行し、行動制限などが緩和され、マスク着用も個人の判断にゆだねられる。だが、5類移行後もウイルスの病原性や感染力が変わるわけではない。初めてコロナ対応を引き受ける医療機関もあり、感染対策の強化が必須だ。
大人に代わって家族の介護やきょうだいの世話を担っている「ヤングケアラー」の存在が注目されている。ケアの常態化、長期化は子どもたちの成長にも健康にもさまざまな影響を及ぼしている。その実態を踏まえ、看護が彼らにできることを考えてみた。
「おまかせ医療」の時代は終わり、今や患者の意思を最優先する医療の時代である。自らが望む医療を受けるには自己決定が求められるのだが、その自己決定を医療者との懸け橋となって支援することを活動の柱とするメッセンジャーナースについて紹介する。
「糖尿病」という名称に患者の9割が抵抗感や不快感を抱いていることが患者対象の調査で明らかになった。スティグマ(偏見や差別)につながりかねず、治療開始の遅延や中断を避けるためにも日糖協は名称変更に向け動き出した。
「大人の発達障害」、つまり発達障害をもつ成人の存在が一般のメディア等で取り上げられ、その数が意外と多いことがわかってきた。医療現場や訪問先で彼らと対面したら、どう理解し、どうかかわればいいのか、ポイントをまとめた。
熱中症シーズンに入り、メディアは盛んに熱中症予防を呼び掛けている。「不要不急な外出を避けること」は大事だが、「水分や塩分をこまめに摂りましょう」と言われて困っているのは減塩治療中の高血圧患者だ。塩分はどうすべきか。日本高血圧学会の見解を紹介する。
令和4年度診療報酬改定により4月から「リフィル処方箋」が導入されている。慢性疾患の病状が安定していて、服薬を自己管理できると医師が判断する患者を対象に、一定期間に限り3回まで反復利用できるリフィル処方箋が使われる。対象外の医薬品など、その仕組みのポイントを。
公的医療保険制度には、医療費が家計にかかる負担を軽くして誰もが安心して必要な医療を受けられるように「高額療養費制度」が用意されている。医療費が高くなることを心配する患者にこの制度の活用を勧めるために知っておきたい制度の仕組みと利用上の注意点をまとめた。
令和4年度診療報酬改定では褥瘡対策が見直され、基準として「褥瘡対策に関する診療計画書」に「薬学的管理に関する事項」が追加された。これにより、すでに褥瘡のある患者については「薬剤滞留の問題」の確認が求められることになった。では、「薬剤滞留の問題」とは?
看護師さんの多くが避けられない夜間勤務は、乳がんの発症リスクを高めるとされるが、早期に発見すればかなりの高率で治癒可能だ。乳がんの早期発見にはがん検診が必須だ。自治体が発行する無料クーポンを上手に利用して乳がん検診を定期的に受診することを勧めたい。
膀胱内の状態を感知して尿量を推定し、排尿のタイミングを通知してくれる「排泄予測支援機器」が介護保険給付の対象になった。この機器を活用すれば、おむつから解放されトイレでの排尿も可能に。膀胱機能が正常であることや排尿自立への意思があること等の条件をまとめた。
褥瘡発生や難治性の褥瘡に低栄養が関係していることはよく知られている。特に「亜鉛不足」が褥瘡の広がりや治りにくさに関係する可能性を示唆する研究成果が報告された。褥瘡発生リスクの高い高齢者は食生活や服用薬から血清亜鉛値の低下に陥りやすいリスクをまとめた。
国立がん研究センターが発表した調査結果にがっかりした方は少なくないだろう。終末期の療養場所や蘇生処置について患者と医師との話し合い、いわゆる人生会議がもたれた割合のあまりの低さにだ。折しも横浜市は、人生会議啓発のための短編ドラマを制作している。その紹介を。