対話を軸に活動する「メッセンジャーナース」
「おまかせ医療」の時代は終わり、今や患者の意思を最優先する医療の時代である。自らが望む医療を受けるには自己決定が求められるのだが、その自己決定を医療者との懸け橋となって支援することを活動の柱とするメッセンジャーナースについて紹介する。
「おまかせ医療」の時代は終わり、今や患者の意思を最優先する医療の時代である。自らが望む医療を受けるには自己決定が求められるのだが、その自己決定を医療者との懸け橋となって支援することを活動の柱とするメッセンジャーナースについて紹介する。
ナイチンゲールは『看護覚え書き』のなかで「看護観察」の大切さを説き、「できないこと」ではなく「できること」に視点を置き、その人の「持てる力」を最大限生かすかかわりを勧めている。超高齢社会となった今、自立支援にこそこのかかわりが求められている。
60歳以上の3人に1人が「孤立死(孤独死)」を身近に実感しているとする調査結果が、内閣府から発表された。防止策は、高齢者を社会から孤立させないことだ。そのための見守り支援活動が全国で実施されている。数あるその手法を、厚労省の報告から紹介する。
在宅介護を続けている介護者に一時休息してもらおうと、介護保険はショートステイというサービスを設けている。ただし医療的管理が必要な場合はショートステイの対象外となる。そんなときに医療保険で利用できる「レスパイト入院」の活用について書いてみた。
1人の病理医が「がん哲学外来」を開設して10余年になる。その活動は全国に広がり、看護職も全国200か所にある「がん哲学外来メディカルカフェ」を中心に、がん患者やその家族らと語り合う活動を展開していることを紹介する。最近は、対象は限られるがリモートケアも。
2024年の診療報酬改定では全病棟に「身体的拘束の最小化」が求められている。その実践には高齢患者に多いせん妄や見当識障害対策としてのリアリティ・オリエンテーションが必須となる。そのより効果的な方法についてまとめた。
日本で初めての『遺族ケアガイドライン』が刊行されている。専門医を主な読者に想定した内容だが、「遺族に対して慎みたい言葉」など、患者遺族のグリーフケアを担う一般看護職にも役立つことが盛り込まれている。是非読んでおきたい一冊として紹介する。
自分の話し声が相手にどう聞こえているかは、あまり気にしていない。しかしとかく女性は、相手にきちんと伝えようと思えば思うほどトーンが高くなりがちで、高齢者には耳障りな音にしか聞こえていないことが多い。腹式呼吸トレーニングで落ち着いた低い声を。
日常のケア場面で意思決定支援が求められることは多い。その際、患者の意思を最優先すべきだが、患者の選択に倫理的問題を感じてジレンマに陥ることがある。だがそれは自分の価値観との違いに起因することもあり、第三者の意見を求めてみることが大切だ。
原因がはっきりしないまま3カ月以上続く慢性腰痛には、人間関係や仕事上の悩みなど心理的ストレスが影響していることが少なくない。このような痛みの改善に、その人の認知に働きかける認知行動療法が有効と聞く。「痛いからできない」とエクスキューズしている方は、一読を。
看護師に多い慢性腰痛には、安静よりも運動がいいことは今や腰痛治療の常識である。急性期を過ぎた運動療法として、脊柱をささえているインナーマッスルを鍛えて腰痛を改善する運動として、「ドローイン」と呼ばれるトレーニング法を紹介する。
新型コロナウイルス感染症同様、職業感染や院内感染の観点から気を許せないのが「針刺しによる血液媒介感染症」だ。毎年8月30日は「針刺し予防の日」。医療現場で発生した針刺し損傷後にとるべき感染予防策を、HBV、HCV、HIVを中心にまとめた。
秋乾きの10月、喉や肌の乾燥が気になるシーズンだ。特に睡眠中の喉の乾燥対策は、自らの健康はもとより、医療現場に働く看護師には院内感染予防の観点からも欠かせない。喉の乾燥対策として潤いをもたらすマスクを、また肌にはペーパー加湿器を紹介する。
「自己効力感」、つまり自分に自信をもって行動を起こす力を高めるアプローチが今、求められている。課題に直面したとき「自分はできる」とポジティブに受け止めて行動に移すことができる力が高い状態にあれば、病気も回復に向かうという考え方を書いてみた。
訪日外国人は増加傾向にある。併行して医療機関を訪れる外国人患者も大幅増となるとの見通しのもとに作成された「外国人患者受入れのための医療機関向けマニュアル」を参考に、社会問題化している医療費トラブルの防止や感染症対策、宗教上の問題を中心にまとめた。