
病室内の消毒や清掃は「環境整備」では?
新型コロナウイルスの感染拡大による労働環境の悪化や感染リスクから、看護師の離職者や離職希望者が増えるなか、日看協の会長らが記者会見して窮状を訴えた。そのなかで話題になった、病室の消毒や清掃が看護師の負担増という話についての、友人とのやり取りを書いてみた。
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新型コロナウイルスの感染拡大による労働環境の悪化や感染リスクから、看護師の離職者や離職希望者が増えるなか、日看協の会長らが記者会見して窮状を訴えた。そのなかで話題になった、病室の消毒や清掃が看護師の負担増という話についての、友人とのやり取りを書いてみた。
ナイチンゲール生誕200年の記念すべき日を、新型コロナウイルスとの闘いの真っただ中で迎えることになった。折しも英国政府は感染者のための仮設病院を「ナイチンゲール病院」と命名。改めて、看護実践者及び統計学者としてのナイチンゲールを彷彿させられる。
中国における新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。日本国内は流行が認められる状況にはないが、横浜港に停泊中のクルーズ船内では集団感染が発生し、数多くの乗客が船内で隔離状態にあり、不自由で不安な生活を強いられている。こんな時、ナイチンゲールだったら……。
退院支援では介護や福祉職との連携が欠かせない。その際、ICFの視点の活用が求められるのだが、どうもICFになじめないという看護師の声をよく耳にする。そこで今回は、患者を病人としてではなく「生活し働く人」として意識してみることから始めてはどうかと提案したい。
「近代看護の母」として知られるナイチンゲールだが、実は統計学領域でも優秀な先駆者だったことが、厚労省の不正統計問題に絡み、改めてクローズアップされている。あのクリミアの戦地における活躍一つ見ても、看護研究が国を動かすこともあり得るのだと……。
ナイチンゲールが看護の基本を『看護覚え書き』として著してから、160年が経とうとしている。そこでは「看護観察」の大切さが説かれ、その観察では「できないこと」ではなく「できること」に視点を置き、その人の持てる力を最大限生かせるように働きかけていこうと説いている。
地域ケアチームと連携していく際の共通語として「国際生活機能分類」、通称「ICF」の理解が欠かせなくない。健康状態からもたらされる生活機能の状態のことだが、このICFの視点は、看護が大事にしている「その人らしさ」への視点と一致している。
次々と発表される看護理論や技術論に振り回され感のある臨床看護師。最近新説とされるストレングスモデルを例に考えてみると、呼び名は新しいが、そのベースにある考え方のルーツはナイチンゲールにある。新しいからと軽々に飛びつく前に、底流にあるものに目を向けてみることを提案する。
生活の再構築に向けたリハビリテーションは、脳卒中はもとよりがんでも、また心疾患や肺疾患などあらゆる領域で欠かせない。そこにはさまざまな職種がかかわるのだが、リハビリテーション看護の専門性はどこにあるのか、という話を書いてみました。