今気をつけたい感染症「人食いバクテリア」
「致死率およそ30%」「四肢の切断を余儀なくされることがある」と恐れられる劇症型溶血性レンサ球菌感染症に、全国的流行の兆しがあるという。「人食いバクテリア」とも呼ばれ、ささくれ程度の些細な傷も感染源となり油断できない。改めて標準予防策の励行を。
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「致死率およそ30%」「四肢の切断を余儀なくされることがある」と恐れられる劇症型溶血性レンサ球菌感染症に、全国的流行の兆しがあるという。「人食いバクテリア」とも呼ばれ、ささくれ程度の些細な傷も感染源となり油断できない。改めて標準予防策の励行を。
今年は例年より2カ月早くインフルエンザが流行入りした。法的義務はないが、職業感染、院内感染対策として医療関係者のワクチン接種がすすめられる。それも例年通りでは手遅れになってしまう。このワクチンは不活化ワクチンだから、妊娠への影響は心配ないことも伝えたい。
WHOは肝炎のこれ以上の蔓延を阻止しようと、7月28日を「世界肝炎デー」と定め、その啓発に力を入れている。わが国も「日本肝炎デー」と決め、慢性化による肝硬変や肝がんへの進行を阻止すべき活動を展開しいる。その主役を担うのが「肝炎医療コーディネーター」だ。
マスクの長時間着用による肌荒れに悩む人が増えている。マスク内の蒸れに加え、マスクによる擦れが刺激となり、肌荒れを悪化させている。対策として「薬用バーム」を塗布して皮膚のバリア機能の低下を改善するのがいいらしい。この薬用バーム等による肌荒れ防止策をまとめた。
呼吸器や循環器疾患の患者の呼吸の異変をいち早くキャッチし、対応するうえでパルスオキシメータは必須だが、プローブ装着による熱傷のリスクがある。日本医療機能評価機構が報告している事故事例を紹介する。併せて、パルスオキシメータ使用上の注意店も。
新型コロナウイルス感染症同様、職業感染や院内感染の観点から気を許せないのが「針刺しによる血液媒介感染症」だ。毎年8月30日は「針刺し予防の日」。医療現場で発生した針刺し損傷後にとるべき感染予防策を、HBV、HCV、HIVを中心にまとめた。
新型コロナウイルス感染症は落ち着きを見せてはいるものの、医療従事者には気の抜けない日々が続く。特にその患者対応に当たるスタッフには、N95マスクの長時間装着による圧迫創傷という肌トラブルも悩みだ。日本褥瘡学会によるその予防法を紹介する。
感染対策としてマスクは必要だが、口元が隠れることで悩まされる人たちがいることを忘れてはならないだろう。まずは聴覚障害により、相手の口の動きや表情で意思の疎通を図っている人たち。また保育現場でも、口の動きや表情は子どもの成長に重要な役割をしているらしい。
新型コロナウイルスの感染拡大により入院中の子どもたちは、面会制限により家族にも満足に会えない日々を送っている。そんな彼らに笑顔を取り戻してもらおうと、ホスピタル・クラウンによるオンラインを介しての新しい挑戦が始まろうとしている。しかも家族の似顔絵サービスも。
感染防止の観点からマスクの着用が求められることの多い看護師だが、「勤務中とはいえ、今のこの状況でマスクが必要だろうか」と疑問に思うときも少なからずある。患者や家族にもその疑問はあるようで、看護師の「マスク依存」を懸念する声もあることをお伝えしたい。
インフルエンザの流行時期を迎えマスク姿が増えているが、口だけマスクで覆って鼻を出していたり、顎マスクの姿が目につく。同様のマスク姿は医療機関でも目にすることが少なくない。これではマスクをする意味がないと思い、感染予防策としてのマスクについてまとめてみた。
職業柄病気を抱える人に接触する可能性があれば、職業感染リスクを常に念頭に置く必要がある。標準予防策も重要だが、ワクチンによる予防接種により自らが感染源になることを防ぐことも重要だ。このワクチン接種の指針となるガイドラインのポイントをまとめた。
万全の注意を払っていても、針刺しや切り傷により肝炎ウイルスなどの血液媒介ウイルスに曝露し、感染リスクに直面することがある。幸い最近は、事前のHBVワクチン接種により、またHCVやHIVは事後対策の徹底により感染を防ぐことができるという話をまとめた。
かつては男性や一部の女性に限られていた梅毒が、最近では若い女性に目立って増えている。患者の血液等の取り扱いが避けられない看護師は、職業感染リスクが懸念される。梅毒患者への接し方と針刺し事故などに遭遇した場合の対応についてまとめた。
院内感染対策上、看護師さんのマスク着用は避けられない。しかし、口元を大きく隠してしまうマスクは、看護師さんの表情を隠してしまい、患者とのコミュニケーションの妨げとなる。そこで「透明マスク」の登場となる。