慢性期看護一覧

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肝機能の数値に日本肝臓学会が新たな指標

肝機能を示す血液検査の項目が複数あり、判断に迷った経験はないだろうか。コロナ禍の影響もあり、脂肪肝やアルコール性肝障害の患者が増えるなか、早期発見や治療につなげようと、日本肝臓学会が「ALT>30」を受診を促す新たな指標として発表した。

高血圧患者の熱中症予防に減塩指導は?

熱中症シーズンに入り、メディアは盛んに熱中症予防を呼び掛けている。確かに「不要不急な外出を避けること」は大事だが、「水分や塩分をこまめに摂りましょう」と言われて困っているのは減塩治療中の高血圧患者だ。塩分はどうすべきか。日本高血圧学会の見解を紹介する。

肝炎・脂肪肝患者にすすめたい「肝炎体操」

とかく肝疾患患者には「肝臓への血流量を維持するため」として安静を強いる傾向にある。だが筋肉には、第二の肝臓と呼ばれるように、肝機能を補完する働きがある。そこで、肝炎や脂肪肝等のリハビリとして肝臓専門医らが開発した「肝炎体操(へパトサイズ)」を。

世界肝炎デーと「肝炎医療コーディネーター」

WHOは肝炎のこれ以上の蔓延を阻止しようと、7月28日を「世界肝炎デー」と定め、その啓発に力を入れている。わが国も「日本肝炎デー」と決め、慢性化による肝硬変や肝がんへの進行を阻止すべき活動を展開しいる。その主役を担うのが「肝炎医療コーディネーター」だ。

家庭血圧測定で早朝高血圧を早期発見する

診察室ではわかりにくい仮面高血圧の1つに「早朝高血圧」がある。放置していると深刻な脳心血管疾患につながるリスクが高く、注意が必要だ。早期発見のためには、家庭血圧測定を習慣化して早朝の血圧をチェックすること。そのためには家庭血圧測定法の指導が必須だ。

「高齢者糖尿病診療ガイドライン」のポイント

超高齢社会のわが国では、糖尿病患者の半数は高齢者と推定される。高齢者糖尿病では通常の合併症に加え、認知機能の低下なども影響し、そのかかわりには老年医学の知識が必須であり、高齢者の糖尿病に特化した診療ガイドラインが作成されている。そのポイントを紹介する。

糖尿病療養指導士の講習会はeラーニングで

糖尿病予備軍も含め、食事や運動の自己管理が欠かせない人は全国に2000万人と推定される。彼らの自己管理をサポートするエキスパート「糖尿病療養指導士」には日本版と地域版があるが、いずれも認定試験受験資格要件の1つ、講習会がeラーニングになったのは幸いでは。

「ナッジ理論」を応用して行動変容を引き起こす

新型コロナ感染対策として尾身茂会長が求める「感染対策としての行動変容」は、「ナッジ理論」の応用により比較的成功している。理屈で説得するよりも、ちょっとしたきっかけを与えることで行動変容を引き起こすという「ナッジ理論」。生活習慣病の指導に活用できそうでは?

減塩指導に「かるしおレシピ」の活用を!!

塩分控えめの食事は、高血圧の有無に関係なく健康的な食事だ。だが、従来型の減塩食は味がいまひとつで飽きてしまいがち。そこで、国立循環器病研究センターが開発した、塩を減らすことにより素材の持つうまみをを引き出して美味しくする「かるしお」の減塩食を紹介する。

摂食嚥下支援チームによるリハビリに加算 2020年度診療報酬改定

摂食嚥下機能に障害がある患者に対するリハビリとしての「摂食機能療法」が専門チームにより効果的に行われ、1人でも多くの患者に「食べる楽しみ」を取り戻してもらおうと、2020年度診療報酬改定では、加算算定要件や施設基準が改善されている。その紹介を。

「社会的孤立」を防ぐ「社会的処方」に注目を

社会的に孤立して生活習慣病などを抱えている人に、かかりつけ医が「薬」ではなく「地域とのつながり」を処方して健康に貢献していく「社会的処方」の取組みが進んでいる。1人暮らしの高齢者が主な対象だが、引きこもる人や障害者、そして子どもも対象となる。