「褥瘡に関する危険因子評価」が身近な課題に
褥瘡アセスメントをはじめとする褥瘡マターは、とかく皮膚・排泄ケア認定看護師に頼ってきたが、2018年度診療報酬改定で新設された入院時支援加算の算定要件に絡み、他人任せではいられなくなったという方もいるだろう。そんな方のためにポイントをまとめた。
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褥瘡アセスメントをはじめとする褥瘡マターは、とかく皮膚・排泄ケア認定看護師に頼ってきたが、2018年度診療報酬改定で新設された入院時支援加算の算定要件に絡み、他人任せではいられなくなったという方もいるだろう。そんな方のためにポイントをまとめた。
日本高血圧学会が5年ぶりに改訂した「高血圧治療ガイドライン2019」を公表した。高血圧の基準値は据え置くも、降圧目標値は10㎜Hg引き下げた。患者には生活習慣の徹底改善が求められる。その第一歩となる減塩目標も、男女とも1日6g未満と厳しくなる。
週刊誌報道をきっかけに「超加工食品」の健康リスクを指摘する情報が患者を動揺させている。鵜呑みにしないで、「超加工食品とは」とどのような食品なのかを知るとともに、情報のおおもとを知り、真偽のほどを自ら確認したうえで患者指導に当たる必要があろう。
わが国には530万人以上のCOPD患者がいると推定される。肺機能の低下による全身の酸素不足からQOLが低下し、要介護状態に陥りやすい病気だが認知度は低い。患者は呼吸苦に見舞われるが、その緩和に看護師らによる呼吸リハビリが期待されている。
脳卒中などにより失語症になった人の数は50万人と推計されている。社会的に孤立しがちだった彼らのコミュニケーションを支援して社会参加の手助けをする「失語症者向け意思疎通支援者」の養成・派遣に、国がようやく動き出した。その取り組みと進捗状況をまとめた。
笑いの効用としては免疫力アップがよく知られている。加えて今度は、自己効力感を高める効果を実証しようと、大阪国際がんセンターで研究がすすめられている。自己効力感は、慢性疾患患者のセルフケア支援に欠かせない視点の1つ。それだけに研究結果が待たれる。
在宅で訪問看護を受けながら生活していると、あるいはその介護をしていると、「かかりつけ医のように継続してみてもらえるかかりつけの看護師さんがいればいいのに」と思うらしい。その場合求められるのは一定の領域の専門性の高さよりも総合的な力のようだ。
介護施設勤務の看護師から、「排尿予測機器」がオムツ交換やトイレ誘導に役立っている、入院患者の排尿自立支援に活用してみてはどうかと提案を受けた。超音波センサーで膀胱内の尿のたまり具合をリアルタイムでキャッチして排尿のタイミングを通知してくれるらしい。
動脈硬化や高血圧など生活習慣病予防の食事・生活指導に「患者の嗜好品」を取り入れる動きが出ている。たとえば「高カカオチョコレート」だ。嗜好品外来の開設に学び、看護にも、患者が「できること」として嗜好品への視点の大切さを伝えたい。
退院して自宅に戻った患者のことが気になっている、との看護師さんの声をよく聞きます。退院後の生活に向けてあれこれ指導してきたがあれでよかったのか。伝えたことがきちんと実践されているだろうか、等々。そんな方は「退院後訪問指導」制度の活用を!!
慢性的に持続する痛みは、痛み以外の多彩な症状を伴うことが多い。抑うつ不安、怒り、睡眠障害など。それだけに痛みの実態を理解するのは難しく、ケアに難渋することが多い。そこで、それを体験している人にありのままを語ってもらう取り組みが進んでいる。
高齢患者に多い骨格筋力の低下による身体機能の低下、いわゆる「サルコペニア」の危険因子に活動不足や栄養不良がある。入院中の患者のサルコペニアは、医師の「とりあえず安静・禁食」という指示に看護師がその妥当性を見直すことから始まるという……。
2018年4月から「介護医療院」という新たな施設がスタートしている。長期療養のための医療と日常生活上の介護の両方を提供する新しいタイプの医療施設だ。行き場のない慢性疾患患者の療養生活を支える場であり、生活の再構築支援が看護に求められそうだ。
次々と発表される看護理論や技術論に振り回され感のある臨床看護師。最近新説とされるストレングスモデルを例に考えてみると、呼び名は新しいが、そのベースにある考え方のルーツはナイチンゲールにある。新しいからと軽々に飛びつく前に、底流にあるものに目を向けてみることを提案する。
生活の再構築に向けたリハビリテーションは、脳卒中はもとよりがんでも、また心疾患や肺疾患などあらゆる領域で欠かせない。そこにはさまざまな職種がかかわるのだが、リハビリテーション看護の専門性はどこにあるのか、という話を書いてみました。