医療現場で生じる「怒り」のコントロール法
医療現場には怒りが渦巻いていると、語った人がいる。その現場で、同僚や患者・家族に対する怒りの感情を抑えきれずにいる医療スタッフ向けに一冊の本を紹介する。怒りは6秒やり過ごすことができれば問題は起きないと言うが、その6秒が簡単ではない……。
超高齢化時代の今、病院でも地域でもさらなる活躍が期待される看護職の方々のワーク&ライフ両面から「看護力アップ」を応援するサイトです。
医療現場には怒りが渦巻いていると、語った人がいる。その現場で、同僚や患者・家族に対する怒りの感情を抑えきれずにいる医療スタッフ向けに一冊の本を紹介する。怒りは6秒やり過ごすことができれば問題は起きないと言うが、その6秒が簡単ではない……。
専門家らによる「こころの情報サイト」が開設された。こころの病気の予防に必要な「ストレスをためないコツ」や早期に気づくための「こころの病気の特徴的なサイン」、病気になった場合に受けられる生活支援などを詳しく解説している。こころの不調に気づいたら活用を。
寝室に木製の家具を置くなどすると、精神的な安らぎが得られ、不眠症状の改善効果が期待できることを実証した研究を紹介する。同時に、改築や引っ越し、リフォームなどをしなくても、木材や木質材料に囲まれた睡眠環境をつくるヒント、また森林浴についても書いてみた。
日中睡魔に襲われたりすると、つい「睡眠時間が足りないから寝不足なの」となりがちだ。しかし、実は睡眠は「何時間眠るか」以上に「質の良い眠り」、つまり熟睡できているかどうかが重要だ。では、眠りの質を高めるにはどうしたらいいのか、という話をまとめた。
患者や家族から無理難題を際限なく要求されて「怒り」を感じることもあるだろう。6割を超える看護師が、その体験をしているとの調査結果もある。怒りを感じながらその感情を抑え込んでいるのが現状のようだが、むしろいいかたちでケアに生かしては……。
社会問題になっている職場におけるハラスメントは医療現場も例外ではなく、多くの看護職が被害者と聞く。対話不足が主因なら、医療現場で最近力を入れている医療メディエーション、つまり「対話による関係構築」の手法をハラスメント対策に活用してはどうかと考えた。
日看協が発表した「夜勤形態」の調査結果では、二交代制が最も多く、勤務時間は約16時間に及んでいる。この間に1時間の休息と続けて2時間の仮眠をとっているようだが、体内時計から考えると脳の疲れや集中力の低下が懸念される。回避策としてブドウ糖補給を……。
うつ病ではないが、憂うつ、気が滅入る、気持ちが落ち込むといったうつ症状に悩む日本人は多い。特に仕事上のストレスが多い看護師は、それが慢性化してうつ病になるリスクが高いとされている。予防策は多々あるが、ここでは緑茶のうまみ成分「テアニン」を紹介する。
デスカンファレンスと通常の事例検討のカンファレンスとあまり変わりがないのではないか。そんな疑問から、冠に「デス」が付く意味を考えた。患者を看取った後の自らのうちにある「対象喪失感情」に目を向けてこそ、デスカンファレンスの意味があるのだが……。
高齢入院患者の「点滴による中毒死事件」発生から1年10カ月後、残念ながら逮捕されたのは当時の担当看護師だった。「消毒液を点滴に混入」したとのこと。現場の状況がわかるにつれ、看取りの後にグリーフケアが行われていたら、と悔いる気持ちが募る。
医師同様に看護師という職業も極めてストレスの高いものであることは改めて言うまでもない。過度の疲労状態から燃えつき症候群に陥る人が多い。いわゆる「バーンアウト」だ。そうならないように、患者の心を癒すように自らのメンタルケアも忘れずに!!
「看護コンサルテーション」と「相談」はどう違うのか。そんな疑問を抱えつつ専門看護師のコンサルテーションを受けてみた。結果は、日々の看護を振り返るなかで、「自分は役に立っている」と、看護師としてのやりがいに気づくことができたという話です。
「大人のぬり絵」が静かなブームだ。認知症予防だけではなく自律神経のコントロールによるストレス対策としても人気だ。自律神経研究の第一人者によるぬり絵本と、その効果、効果を上げるぬり絵の方法を紹介する。
看護師のメンタルヘルス支援の助っ人としてリエゾン精神看護専門看護師の存在がある。土壌を同じくする彼女らは、コンサルテーション手法により、看護師個々の悩みやつらい気持ちを解きほぐしてくれるのが特徴だ。