VRで認知症を疑似体験してみませんか
VR(仮想現実)装置を利用して現実に近い世界を疑似体験しケアに活かす試みが、さまざまなかたちで進んでいる。その一つとして、老年看護学教育の一環として経験することも増えている認知症の人が生きている世界を疑似体験する取り組みを紹介する。
VR(仮想現実)装置を利用して現実に近い世界を疑似体験しケアに活かす試みが、さまざまなかたちで進んでいる。その一つとして、老年看護学教育の一環として経験することも増えている認知症の人が生きている世界を疑似体験する取り組みを紹介する。
緊急避妊薬は医師の処方箋なしには購入できないのが現状だ。しかし望まない妊娠を防ぐ避妊法として、市販化を求める声は根強い。この声にどう応えるべきか議論が続いているが、今回一部の薬局において試験販売が行われている。その概要をまとめた。
日本とアメリカの製薬会社が共同開発したアルツハイマー病新薬が医療保険適用となり、治療現場で使えることとなった。アルツハイマー病の原因物質に直接作用して病気の進行を遅らせる効果が期待できるが、治療を受けられる患者はかなり絞られ、医療機関にも条件がある。
嚥下機能の低下による誤嚥リスクの高い高齢患者が増えている。死に直結しやすい誤嚥性肺炎のリスクがあるだけに、食事には工夫を凝らしているが、水分補給にその都度とろみをつけるのは手間がかかる。その課題のクリアに市販のとろみつき緑茶を紹介する。
仕事をしながら家族らの介護をしている「ビジネスケアラー」が増加し、やがて300万人を超えるとされる。一方で介護離職者も増え続け、経済損失の大きさが問題になっている。国は仕事と介護の両立支援に乗り出したが、看護にも支援できることは多々ある。
糖尿病や肥満の患者などに「体重を少し落としましょう」と、食事や運動の指示が出ることは珍しくない。この食事指導において、減量効果を上げる秘策として、「糖質の質」に着目する必要性を示唆する研究が報告されている。そのポイントを紹介する。
がんの緩和ケアは、がんの診断時から行われている。しかし、内閣府が実施した世論調査では、緩和ケアを終末期ケアと混同している人が少なくない結果となっている。また、がん性疼痛の緩和に欠かせない医療用麻薬にも誤解が多いことが明らかになっている。
政府ががん対策の柱の一つとしている「がんとの共生」には、「治療と仕事の両立」が必須だろう。しかし、内閣府による直近の世論調査では半数以上が「両立は難しい」と答えている。また、依然として「がんは怖い」との印象が強く、その理由も明らかに。
人生会議(ACP)の場で、このところにわかに認知度が上がっている「散骨」が話題になることがよくあると聞く。新たな供養の形として「自分も」と思うものの、SNS上には「散骨は違法」との書き込みもある。本当はどうなのか、まとめてみた。
今年は例年より2カ月早くインフルエンザが流行入りした。法的義務はないが、職業感染、院内感染対策として医療関係者のワクチン接種がすすめられる。それも例年通りでは手遅れになってしまう。このワクチンは不活化ワクチンだから、妊娠への影響は心配ないことも伝えたい。
ストレスの多い仕事に就いていると、夜になり床に就いても、または夜勤に備えて仮眠をとろうとしても、寝付けなかったり眠りが浅かったりすることが多い。そんなときは、GABA配合機能性表示食品のノンカフェイン飲料「スピカフェ」をすすめたい。
排便習慣(排便頻度と便の硬さ)が将来の認知症の発症に関連していることを、国立がん研究センター予防研究チームが大規模な疫学調査の結果として報告している。便秘気味の身には見過ごせない内容だ。腸内細菌が作る短鎖脂肪酸の減少が原因らしい。
若者の間で急増する市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)。急性中毒により救急搬送されるケースも少なくない。その実態を報告するレポートが指摘するのは、彼らの社会的孤立だ。市販薬の乱用に気づいたら「SOS」と受け止め、相談機関へつなぎたい。
専門家らによる「こころの情報サイト」が開設された。こころの病気の予防に必要な「ストレスをためないコツ」や早期に気づくための「こころの病気の特徴的なサイン」、病気になった場合に受けられる生活支援などを詳しく解説している。こころの不調に気づいたら活用を。
肝機能を示す血液検査の項目が複数あり、判断に迷った経験はないだろうか。コロナ禍の影響もあり、脂肪肝やアルコール性肝障害の患者が増えるなか、早期発見や治療につなげようと、日本肝臓学会が「ALT>30」を受診を促す新たな指標として発表した。