
コロナ禍で考える「情報リテラシー」のこと
トイレットペーパーやポビドンヨードのうがい薬等々、コロナ禍で人々が情報に振り回される騒動が続いている。健康や医療に関する情報リテラシーについては、意思決定支援の場でも課題となることが多いと聞く。高めるには医療者サイドからの正しい情報提供が必須なのだが……。
トイレットペーパーやポビドンヨードのうがい薬等々、コロナ禍で人々が情報に振り回される騒動が続いている。健康や医療に関する情報リテラシーについては、意思決定支援の場でも課題となることが多いと聞く。高めるには医療者サイドからの正しい情報提供が必須なのだが……。
国立感染研は、厚労省の依頼を受け国内で発生したCOVID-19クラスター100件余に対応してきた。その発生要因等の分析結果をまとめた事例集を公開。典型6事例のうち、1人の発症前患者から11人に感染拡大した院内感染クラスター事例の分析結果を紹介する。
コロナの感染拡大に伴い、軽症等で本来は宿泊療養の対象だが自宅療養する人が増えている。ただしこの感染症は急性増悪するリスクがあり、自宅療養者には一定の基準が必要だ。厚労省が明確化したその基準の紹介と、その療養者にかかわる訪問看護師の個人防護策を紹介する。
新型コロナの感染再拡大を受けて医療提供体制は、都道府県により差はあるものの概ねひっ迫しており、トリアージが否応なく求められている。その際、「高齢者より若者を優先」的な年齢だけを基準にすることは年齢による差別(エイジズム)で避けるべきなのだが……。
高齢者に新型コロナウイルスは、人生の最終段階に突然直面させるリスクの高い脅威だ。本人の意向を反映した最善の医療・ケアを受ける権利を保障するために、日本老年医学会はACPの早期実践を呼び掛ける提言をまとめた。医療崩壊や人工呼吸器装着等の問題を中心にまとめた。
政府の分科会は新型コロナの感染状況をステージ1~ステージ4の4段階に分類。現状のステージ判断に6指標と数値目安を発表した。日々の新規感染者数に一喜一憂しがちだが、6指標から総合的に判断して感染対策を講じていくことが推奨されている。そのポイントを紹介する。
新型コロナウイルス感染症の院内感染や濃厚接触者対策として無症状者のウイルス検査が広く行われている。この検査について、日本感染症学会等が発表した注意喚起の文書をもとに、ポイントをお伝えする。感度の高い検査、検査結果が陰性の場合、陽性の場合の対応など……。
先のトイレットペーパー騒動に続き、ヨード系うがい薬の買い占めが起きているらしい。原因は、大阪府知事が記者会見でこのうがい薬によるうがいが新型コロナの感染予防になるといった主旨の研究成果を発表したことにあるようだ。ことの真相と、その真偽のほどを調べてみた。
国民の祝日ではないが8月8日は「笑いの日」とのこと。そう聞いて思うのは「看護は笑いと関係が深い」ことだ。「笑いの効用」はがん患者のNK細胞や糖尿病患者の血糖値に、またセルフケアが欠かせない患者の自己効力感にもプラスに働く。そして看護師のユーモアセンスも。
世界的に新型コロナ感染の再拡大に警戒感が高まっている。連日報道される新規感染者数に一喜一憂しがちだが、政府の分科会は感染状況を4段階に分類し、感染状態を的確に判断し対応することを提案。PCR検査を増やすだけでは医療従事者への負担軽減にならないことにも言及。
比較的若い世代の女性の罹患率が高い子宮頸がんの検診ガイドライン更新版がリリースされた。対象年齢を30歳からに、検診間隔を5年に1回と明記。加えて、原因ウイルスHPVの感染検査を単独検査法として推奨している。HPVワクチン接種についても紹介する。
糖尿病予備軍も含め、食事や運動の自己管理が欠かせない人は全国に2000万人と推定される。彼らの自己管理をサポートするエキスパート「糖尿病療養指導士」には日本版と地域版があるが、いずれも認定試験受験資格要件の1つ、講習会がeラーニングになったのは幸いでは。
新型コロナへの対応で経営難に陥っている医療機関が少なくない。その影響をボーナスカット等で受けた看護師らの「公務員看護師なら……」のボヤキを耳にし、改めて公務員看護師について調べてみた。確かに給与面ではよさそうだが、いいことばかりではなさそうだ。
収束傾向にあった新型コロナウイルスが感染再拡大へと一転し、医療従事者には気の抜けない日々が続く。特にCOVID-19の患者対応に当たるスタッフには、N95マスクの長時間装着による圧迫創傷という肌トラブルも悩みだ。日本褥瘡学会によるその予防法を紹介する。
WHOは肝炎のこれ以上の蔓延を阻止しようと、7月28日を「世界肝炎デー」と定め、その啓発に力を入れている。わが国も「日本肝炎デー」と決め、慢性化による肝硬変や肝がんへの進行を阻止すべき活動を展開しいる。その主役を担うのが「肝炎医療コーディネーター」だ。