抗がん剤による手足のしびれは冷やして予防
乳がんなどの化学療法に使用される抗がん剤には、手足の感覚鈍麻やしびれなどの末梢神経障害を副作用として起こすものがある。この予防に、手足を冷却して末梢への血流を減少させる方法が有効であることが研究により実証されている。その方法を紹介してみた。
乳がんなどの化学療法に使用される抗がん剤には、手足の感覚鈍麻やしびれなどの末梢神経障害を副作用として起こすものがある。この予防に、手足を冷却して末梢への血流を減少させる方法が有効であることが研究により実証されている。その方法を紹介してみた。
医師同様に看護師という職業も極めてストレスの高いものであることは改めて言うまでもない。過度の疲労状態から燃えつき症候群に陥る人が多い。いわゆる「バーンアウト」だ。そうならないように、患者の心を癒すように自らのメンタルケアも忘れずに!!
自分の死が近いことを意識している患者を前にし、答えに窮することを聞かれ懸念から、その場から立ち去りたい気持ちになることはないだろうか。緩和ケアの専門医である小澤竹俊医師は著書のなかで、患者が穏やかになれる条件を探してみることをすすめている。
「笑い」に免疫力を高める効果が期待できることは欧米での実験で確認されている。日本でも初めて、その実証研究がお笑い芸人の協力を得て行われ、その効用が確認されている。研究対象はがん患者だったが、認知症をはじめとする他の患者にも応用できそうだ。
「看護コンサルテーション」と「相談」はどう違うのか。そんな疑問を抱えつつ専門看護師のコンサルテーションを受けてみた。結果は、日々の看護を振り返るなかで、「自分は役に立っている」と、看護師としてのやりがいに気づくことができたという話です。
がん治療によるアピアランス(外見)上の変化は、美容上の問題にとどまらず、がんサバイバーシップの観点から、重要なケア上の課題である。この度、国立がん研究センターの研究班が刊行したケアの手引きを紹介し、がん看護での活用を促したい。
「かかりつけ薬剤師・薬局」制度がこの4月からスタートしている。この制度により、医師から指示を受けたかかりつけ薬剤師が患者宅に出向くことができるようになり、訪問看護師との連携が必須となる。どう連携していくのがいいのか。この先の課題となろう。
高齢患者に多い骨格筋力の低下による身体機能の低下、いわゆる「サルコペニア」の危険因子に活動不足や栄養不良がある。入院中の患者のサルコペニアは、医師の「とりあえず安静・禁食」という指示に看護師がその妥当性を見直すことから始まるという……。
2018年4月から「介護医療院」という新たな施設がスタートしている。長期療養のための医療と日常生活上の介護の両方を提供する新しいタイプの医療施設だ。行き場のない慢性疾患患者の療養生活を支える場であり、生活の再構築支援が看護に求められそうだ。
終末期医療・ケアのガイドライン2018年改訂のポイントは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)、いわゆる「人生会議」の導入にあります。そこで看護に求められるのは「意思決定支援」。「最期の日々をどう過ごすか」「延命治療はどうするか」……。
看護師は自身を病原体から守るために、また院内感染防止のためにも頻回な手洗い・手指消毒が欠かせない。その結果、乾燥、ひび割れ等の手荒れに悩む人が少なくない・この手荒れについて、予防策を中心に紹介する。
次々と発表される看護理論や技術論に振り回され感のある臨床看護師。最近新説とされるストレングスモデルを例に考えてみると、呼び名は新しいが、そのベースにある考え方のルーツはナイチンゲールにある。新しいからと軽々に飛びつく前に、底流にあるものに目を向けてみることを提案する。
手荒れは職業病みたいなものと諦めている看護師さんもいるようです。でも、取材中に手荒れの全くない何人もの看護師さんに出会って話を聞いてきました。その秘訣は、手荒れ対策を徹底していること。とりわけ、就寝前のハンドマッサージがいいようです。
接遇マナーと聞くと、接客作法のようなことだけをイメージしがちではないだろうか。もちろんそれも大事だが、むしろ看護師には、ハウツー的なマナーではなく、TPOをわきまえつつ相手の意に沿って向き合う基本姿勢を身に着けてほしい、との声を紹介する。
がん治療を受けながら仕事を続けることを希望する患者が増えている。国はその支援策を手引書にまとめ、がん治療中でも無理なく仕事を続けられる体制整備に力を入れている。職場の受け入れや家族の理解に課題が残るなか、看護に求められる支援をまとめた。