「病の語り」「痛みの語り」を看護に生かす
慢性的に持続する痛みは、痛み以外の多彩な症状を伴うことが多い。抑うつ不安、怒り、睡眠障害など。それだけに痛みの実態を理解するのは難しく、ケアに難渋することが多い。そこで、それを体験している人にありのままを語ってもらう取り組みが進んでいる。
超高齢化時代の今、病院でも地域でもさらなる活躍が期待される看護職の方々のワーク&ライフ両面から「看護力アップ」を応援するサイトです。
慢性的に持続する痛みは、痛み以外の多彩な症状を伴うことが多い。抑うつ不安、怒り、睡眠障害など。それだけに痛みの実態を理解するのは難しく、ケアに難渋することが多い。そこで、それを体験している人にありのままを語ってもらう取り組みが進んでいる。
乳がんなどの化学療法に使用される抗がん剤には、手足の感覚鈍麻やしびれなどの末梢神経障害を副作用として起こすものがある。この予防に、手足を冷却して末梢への血流を減少させる方法が有効であることが研究により実証されている。その方法を紹介してみた。
自分の死が近いことを意識している患者を前にし、答えに窮することを聞かれ懸念から、その場から立ち去りたい気持ちになることはないだろうか。緩和ケアの専門医である小澤竹俊医師は著書のなかで、患者が穏やかになれる条件を探してみることをすすめている。
終末期医療・ケアのガイドライン2018年改訂のポイントは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)、いわゆる「人生会議」の導入にあります。そこで看護に求められるのは「意思決定支援」。「最期の日々をどう過ごすか」「延命治療はどうするか」……。
助かる見込みがないことが明らかな患者を前にすると、何を、どう話したらいいのかわからず、ついその場から逃げようとしてしまうと悩む若い看護師に出会うことがある。なんとかしてきちんと向き合いたい、と話す彼女に、一冊の本を紹介した話を書いてみた。
健康長寿を全うして105歳で逝去された日野原重明医師が、健康法の1つとしてうつぶせ寝を続けていたことはご存知だろうか。睡眠中に横隔膜を動かすことによりさまざまな健康効果が得られ、熟睡もできることを体験され、患者にも看護師にも奨励している。
あらゆる緩和ケアを行っても患者の苦痛を緩和できないことがある。そんなときに緩和ケアの最終手段として行われる「セデーション」は、深い鎮静により患者とのコミュニケーションが困難になり、そのまま死へと向かうことも多い。それだけに看護は難しく……。
長時間の立ち仕事が多い看護師の健康課題の一つに、「足のむくみ」がある。最近は手軽に入手できる弾性ストッキングが市販されている。市販のものでは改善しない場合は、心疾患などの影響も疑い、医師の診断、または弾性ストッキング・コンダクターに相談を。