排便ケアにシンバイオティクスの活用を
訪問看護師の友人から、利用者の排便ケアに「シンバイオティクス」を取り入れたところ結果は大成功だった、と。シンバイオティクスとはあまり聞きなれない言葉だ。友人の場合は市販の機能性表示食品を使ったそうだが、食事でもできるその方法をまとめた。
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訪問看護師の友人から、利用者の排便ケアに「シンバイオティクス」を取り入れたところ結果は大成功だった、と。シンバイオティクスとはあまり聞きなれない言葉だ。友人の場合は市販の機能性表示食品を使ったそうだが、食事でもできるその方法をまとめた。
直近の「国民健康・栄養調査」の結果から厚労省は、働く世代の女性の健康課題として「過剰飲酒」をあげ、1日当たりの純アルコール摂取量を20g以下に抑えるように促している。折しも公表された国内初の「飲酒ガイドライン」にその飲酒法を見てみると……。
国立健康・栄養研究所は「健康に良い食事」の1つとして「全粒穀物をとること」をあげている。全粒穀物とはどんな食品で、その期待できる健康・栄養効果について、今すぐ普段の食事に取り入れたい食品を例にまとめた。
医療現場には怒りが渦巻いていると、語った人がいる。その現場で、同僚や患者・家族に対する怒りの感情を抑えきれずにいる医療スタッフ向けに一冊の本を紹介する。怒りは6秒やり過ごすことができれば問題は起きないと言うが、その6秒が簡単ではない……。
「食べている量は変わらないのに太りやすくなった」と感じたら、食事の量を減らすのはNGだ。食べ方や食事内容を見直して、食後に消費されるエネルギー、いわゆる「食事誘発性熱産生」を増やすことで代謝を高め、太りにくく痩せやすい体に。特に魚油はおすすめだ。
このところ注目の「時間栄養学」。体内時計が刻むサーカディアンリズムを意識して、「何を、どのくらい」に加え「いつ」、つまり「食べるタイミング」を考えて食事をすることをすすめる学問だ。まずは朝食に不足しがちなたんぱく質の話から。
褥瘡発生や難治性の褥瘡に低栄養が関係していることはよく知られている。特に「亜鉛不足」が褥瘡の広がりや治りにくさに関係する可能性を示唆する研究成果が報告された。褥瘡発生リスクの高い高齢者は食生活や服用薬から血清亜鉛値の低下に陥りやすいリスクをまとめた。
訪問看護の対象には医療ニーズをもつ利用者が増加するとともに、そのニーズは高度化を増している。その診療報酬と介護報酬上の対策として「専門管理加算」が創設され、「専門性の高い看護師」との連携による訪問看護が推進されているが、どう連携するか。
猛暑続きのなか救急搬送される熱中症患者が増加しているのを受け、日本救急医学会が緊急提言。重症患者の中でさらに注意を要する「最重症」患者には、即座にアクティブ・クーリングによる体の冷却を。訪問先などではまず救急車を呼んだうえで熱中症応急処置を。
要介護高齢者が急性期病棟に入院するケースが増えるなか、安静の弊害による寝たきり化が問題視されている。令和6年度診療報酬改定ではその予防策として、「リハビリ・栄養・口腔連携体制加算」を新設している。その実践に役立てたいケアガイドラインを紹介する。
「致死率およそ30%」「四肢の切断を余儀なくされることがある」と恐れられる劇症型溶血性レンサ球菌感染症に、全国的流行の兆しがあるという。「人食いバクテリア」とも呼ばれ、ささくれ程度の些細な傷も感染源となり油断できない。改めて標準予防策の励行を。
今年度の診療報酬改定により、すべての病棟にアドバンス・ケア・プランニング(ACP)を繰り返し行うことが求められることになった。人生の最終段階の医療・ケアを本人の意思決定を基本に行うためとされているか、一度だけのACPになっていないだろうか。
今回の診療報酬改定では全病棟に「身体的拘束の最小化」が求められている。その実践には高齢患者に多いせん妄や見当識障害対策としてのリアリティ・オリエンテーションが必須となる。そのより効果的な方法についてまとめた。
歳を重ねると誤嚥リスクが高まるなど、様々な理由から「食べる力」が衰えて低栄養に陥りがちだ。その予防によく使われるエンシュア・リキッドをはじめとする4種の経口摂取可能な経腸栄養剤について、個々の特徴と使用方法のポイントをまとめてみた。
勤務医の過酷な長時間労働を改善しようと、この4月から「医師の働き方改革」が始まる。時間外労働や連続勤務時間に上限が設けられるが、慢性的な医師不足の状況下だけに、特に地域医療への深刻な影響が懸念され、診療看護師等、看護職への期待が高まっている。