看護師の肩こりは血流アップで軽減を!




肩こりに悩む看護師

看護ケアで疲労した
肩の筋肉が悲鳴を上げている

「肩こりは、二本足で立った姿勢で手を使うようになった人間の宿命のようなもの」とはよくいわれます。何らかの活動をしているときはもちろん、立っているだけ、あるいは座っているだけでも、首すじや肩の後ろから背中にかけて広がる僧帽筋などの筋肉は腕の重みをずっと支え続けています。

看護師のあなたが、例えば首や背中に緊張を強いる前かがみの姿勢で患者ケアをしているとき、あるいは患者を抱きかかえる、からだを持ち上げるといった動作をしているときには、首や肩甲骨周辺の筋肉にかかる負担はさらに大きくなります。

そのようなときに、過度な負担に十分見合うだけの血液が、首から肩甲骨周辺の筋肉に届いていればいいのですが、往々にして血液の補給が間に合わないことがあります。
すると、そこに乳酸などの疲労物質がたまり、肩から背中にかけて「だるい」「重い」「張っている」「にぶい」と感じるようになってきます。それでもまだ無理な状態を続けていると、肩こりとしてはっきり自覚するようになってくるというわけです。

肩こりにはいろいろな原因がありますが、日常的に私たちが経験するのは、肩甲骨周辺の筋肉に血行障害が起きていることによる肩こりでしょう。
このタイプの肩こりであれば、疲労している筋肉をもみほぐすか、蒸しタオルややわらか湯たんぽ 肩用タイプ を使って、あるいは入浴により血流をアップして筋肉に十分な酸素を送り込んでやれば、老廃物の排出が促されて、肩が軽くなってくるはずです。
その際の入浴には、温浴効果がより長持ちする重炭酸イオン入りの入浴剤薬用 Hot Tab 重炭酸湯 を使えばより効果的です。

スマートフォン愛好者は
ストレートネックから肩こりに

ところであなたは、「ストレートネック」という言葉をご存知でしょうか。
このところNHKや民放テレビの健康関連番組がストレートネックを繰り返し取り上げていますから、ご存知の方も多いだろうと思います。

看護師さんには釈迦に説法でしょうが、私たちの頸椎は、本来ゆるやかな湾曲をなしています。この湾曲部分が緩衝材となり、頭の重みや急な動きが脊柱や首・肩周辺の筋肉に弾力的かつ、ゆるやかに伝わるようになっているわけです。その頸椎の生理的なカーブが、何らかの理由で失われてまっすぐになった首のことを、ストレートネックと呼んでいるのです。外見的には、前かがみになった猫背のイメージです。

このストレートネックがマスメディアなどで健康問題として取り上げられるようになった当初は、長時間パソコン作業をする人たちに多いことで注目されていました。
ところが、スマートフォン(スマホ)が若者を中心に生活の必需品として定着してくると、スマホを片時も手放せない「スマホヘビーユーザー」と呼ばれるような人たちにも、このストレートネックが多くみられるようになってきたのです。

ストレートネックになると、頭の重みや顔や頭を大きく動かしたときの衝撃はそのまま首から肩甲骨周辺の筋肉に直接伝わることになります。その負担は相当なもので、過分な重みや衝撃を受けた筋肉は次第に疲労していき、やがては肩こりや首の痛み、場合によっては手のしびれといった症状として自覚するようになります。

この場合の肩こり対策としては、日中は時間を決めて「顎を引いて姿勢を正す」「首回りや肩周辺の筋肉を動かす体操をして筋肉への血流を促す」などがお勧めですが、いちばん効率的な対策は、睡眠中の時間を利用することです。

私たちは1日のほぼ3分の1弱、少ない人でも4分の1の時間を睡眠にあてています。この長い時間を利用して頸椎の湾曲を取り戻すように矯正していくわけです。その矯正用に作られたネックフィット枕もありますから、利用してみるといいでしょう。

なお、ヘビーユーザーと呼ばれるほどのスマホ愛好者に関しては、「スマホ老眼」という名の健康問題が起きていることもよく知られています。

プライベートの時間も仕事中もスマホ画面を見続けていると、ピントが合いにくく手元がボヤケて見える「スマホ老眼」になりがち。加齢に伴う老眼とは違い、スマホの使い方を工夫したり毛様体筋トレーニングなどの疲れ目対策をすれば改善できる、という話をまとめた。

肩甲骨周辺の筋肉をほぐし
肩こりを軽減・解消

肩こりは、患者の数の多さから国民病の一つともいわれます。それだけに首や肩甲骨周辺のこり固まった筋肉を楽にほぐして血流をアップし、肩こりを解消する効果を期待できる健康器具が、続々と商品化されています。

そのなかで話題を集めているものの一つに、プロの整体師が開発した、揉まれる肩・首スッキリピローがあります。
ピロー、つまり枕といっても、こちらは夜間睡眠中に使うものではありません。日中などに肩こりがつらくなったら、そのマッサージ枕の上に5分ほど寝っ転がるだけでいいのです。枕に着いている14個の突起が、首から肩甲骨周辺のつぼを刺激し、指圧によるほぐしの効果が得られるという優れものです。

もう1点が、ストレッチハーツ という名の健康器具です。
たとえばパソコン作業などをする際に、椅子の背もたれと背中の間にこの器具を挟んでおけば、そこに寄りかかるだけで肩甲骨周辺の筋肉がほぐれるというものです。さらには、その座ったままの状態で腕を後ろに回して背伸びをすれば、ストレッチによるほぐし効果が得られるというものです。
同様の健康器具として、手軽さが人気の理由となっているオムロンの ネックマッサージャー もなかなかのすぐれものです。

なお、肩こりは、頸椎や肩関節に異常があっても起こります。また、高血圧や内臓疾患で、あるいは精神的ストレスや過度の緊張状態が肩こりを起こすこともありますから、あれこれ手当てをしてみてもなかなかこりがほぐれないということもあるでしょう。そのようなときは、一度整形外科を受診してみることをお勧めします。

追記:今年(2017年)10月21日、パナソニックより高周波で肩こりを治す治療器 コリコラン が発売されています。肩こりに悩むことの多い私は早速購入し、使ってみました。高周波による血管拡張・血行促進効果が、リラックス神経と呼ばれる副交感神経の働きを高めることで、肩のコリをみごとに緩和、解消してくれるというなかなかの優れものです。

勤務中に首にかけているIDカードのヒモに、この治療器を取り付けることができますから、仕事中に「ながら治療」もできます。
緊張状態が続くことによるコリや痛みに悩んでいる看護師さんは、使用上の注意事項をチェックのうえ、肩こり対策に是非お役立てください。