看護師のストレス発散に「落語」はいかが?




大笑いして免疫力アップ

看護現場でのストレスを
「生活のスパイス」に

看護師のあなたなら、おそらく看護の基礎教育の段階で、ハンス・セリエという生理学者について学んでいると思います。
ストレス学説の提唱者として知られる方です。

このセリエ博士は私たちに、たくさんの名言を残してくれています。
そのなかの「ストレスは生活のスパイスと考えなさい」という言葉はあまりにも有名です。「聞いたことがある」という方も多いと思いますがいかがでしょうか。

ストレスというと、すべてが人間にとって有害なものと考えがちです。
しかし、必ずしもマイナスの影響をもたらすわけではないことは、日々実感しておられるのではないでしょうか。

適度なストレスは、「プレッシャーなんかに負けないぞ!」といったかたちで気持ちを引き締め、やる気を引き出してくれたりもするものです。

ストレスのまったくない世界はまずないはず。
折々に感じるストレスを、生活に適度な緊張と興奮をもたらし、困難を乗り越える手助けをしてくれるスパイスと受け止めてほしい。
そのスパイスを上手に使って、張りのある生活を送ってほしい、というのがセリエ博士のメッセージなんだろうと思います。

ストレスとつき合う気持ちをもつ

先の名言で、セリエ博士が「スパイス」という言葉を使ったのはさすがです。
料理をする方ならおわかりでしょうが、適度なスパイスは味にアクセントをつけてくれます。ところが、せっかくのスパイスも使いすぎると、素材の味を消してしまいます。

ストレスもこれと同じなのです。
度を超すほどのストレス状態が続くと、こころもからだも適応できなくなり、心身にさまざまなダメージが現れるようになります。
そうならないように、ストレスとうまくつきあっていくことが大切なんだろうと思います。

とりわけ、人の生死にかかわるような厳しい職場で連日のように仕事をしている看護師さんは、自覚の有る無しにかかわらず、かなりストレスフルな状況下に身を置いているものと思われます。

実際、すでに紹介したように、多くの看護職のみなさんがストレスを感じながら仕事をしていることが調査により明らかになっています。

看護という仕事はストレスの多い仕事です。ただ、7割の方が「不満・ストレス・悩み」を抱え、睡眠薬など精神神経系の薬を常用している方が少数とは言えいるということは、驚きです。まずは、その日の疲労はその日の睡眠で解決する努力を!!

だからこそ、看護師さんには、自らを守る武器として、自分に合ったストレス発散法を身につけておくことをおすすめしたいと思います。

たとえば、「リラックスできる」「癒される」として人気の高い「スタジオジブリの歌 -増補盤-」から好きな曲に浸るのはいかがでしょうか。

「落語ブーム」に乗っかろう!

手軽なストレス発散法で目新しいものとしては、最近女性の間で大変なブームになっている「落語」がお勧めです。

たとえば大泉洋が主演を務めた『トワイライト ささらさや』(2014)や松山ケンイチ主演の『の・ようなもの のようなもの』(2016)など、最近落語を題材にした映画やテレビドラマがヒットしていることも、落語ブーム到来の一因でしょう。

しかし最大の要因は、最近の若手イケメン落語家の台頭だとのうわさがもっぱらです。春風亭昇々(しゅんぷうてい しょうしょう)や三遊亭王楽(さんゆうてい おうらく)、瀧川鯉斗(たきがわ こいた)といったあたりがその代表格だとか……。

金曜日の夕方ともなると、都内の寄席はどこも若い女性で満席になるほどだそうです。
そこにやってくる理由を、OL年だという観客はテレビ取材に応え、
週間目いっぱい仕事して、たまった”こころのおり”を全部ここで吐き出し、新たな気持ちでまた職場に向かうため」と答えていました。

人で寄席に行くのはいささか抵抗があるという方、近場に寄席がないという方のために、
たとえば一之輔の、今んところのようなCDもさまざま発売されています。
ストレス解消に、是非活用してみてください。

なお、落語で「笑う」ことには、免疫力を高める効果があることがかねてから確認されています。その効果は、看護師のあなた自身はもとより、かかわる患者にもいいかたちで影響するはずです。詳しくは、コチラの記事を読んでいただけたら嬉しいです。

ジャーナリストのノーマン・カズンズ氏が、自らの膠原病を「笑いばして」克服した体験を公表して以来、笑いと治癒力の関係が注目されている。「自律神経のバランスが整う」「NK細胞が活性化する」結果とされる。看護師にユーモアセンス求められる所以だ。

からだを動かしたいときは
パンチングボールを

寄席もいいけど、思いっきりからだを動かしてストレスを発散したいという方もいるでしょう。
そんなあなたには、たとえば、このとひろキャリアウーマンの間で隠れブームとなっている「パンチングボール打ち」があります。

鉄人倶楽部ボクササイズ のようなパンチングボールさえ手元にあれば、ボクシングジムに通う必要がなく、自宅で、しかも時を選ぶ事無くできる方法です。
時に大声を出しながらボールを思いっきり打てば、溜まったストレスを発散できます。

同時に、打ち続けるためのフットワークや腰をひねる有酸素運動が余分な脂肪を燃焼するというシェイプアップ効果もあり、ストレスフルな女性の間で人気を集めているのだそうです。一度試してみてはいかがでしょう。

新型コロナウイルスと闘う医療現場でも

「大声を出す」ストレス発散法については、直近の話があります。

中国湖北省の武漢で、新型コロナウイルスの感染拡大により感染者と感染を心配する市民への対応で疲弊しきった医療スタッフが、 叫びの壷 で思いっきり大声で叫んでストレスから解放されている映像がテレビに流れたことがありました。

わが国の医療現場も、感染拡大により感染者が日々増え続けています。
対応に追われる上に、ウイルス曝露リスクに怯える日々でしょうが、ストレスを溜めこまないうちにあなたも挑戦してみてはいかがでしょうか。