20代看護師に多い健康課題「月経前症候群」




月経前症候群アプリ

20代の女性看護師さんは、学生から社会人に歩を進めるという大きなライフイベントに挑戦し、何かとストレスの多い日々を送っておられると思います。

これまでの同年齢の気を置けない仲間との社会から、職場の上司や医療チームのメンバーたち、そして時に自分の2倍も3倍も歳を重ねている患者やその家族との関係性にも、大きなストレスを感じていることでしょう。

こうしたストレスは、月経にさまざまな異常となって現れることがあります。
そのなかかから、最も多くの方が経験するであろう「月経前症候群」、いわゆるPMSについて、基礎体温管理用アプリなどの活用を中心に書いてみたいと思います。

月経前症候群(PMS)の時期を
基礎体温から予測する

毎月、生理が始まる310日前になると「イライラする」「軽い頭痛が続く」など、心身の不調に悩まされる看護師さんは少なくないと思います。
PMS、つまり「Premenstrual Syndrome」、日本語では「月経前症候群」と呼ばれている月経につきもののトラブルです。

月経前のこの時期は、気持ちが落ち込んだり、わけもなく不安な気持ちになったり、ちょっとしたことで興奮しやすくなることもあるでしょう。
身体面では乳房の軽い痛みや突っ張ったような緊満感、腹部の重い感じや膨満感、四肢、とくに足のむくみ、場合によっては片頭痛に悩まされることもあるかもしれません。

これらの症状は月経が始まればすぐに和らぐ、あるいは消失するものです。
しかし、月経前の一時期とはいえ、心身に不調を抱えながら患者をケアするのはつらいもの。不安定な精神状態から患者や同僚とのコミュニケーションに支障をきたすようなことがないともかぎりません。特に夜勤だったりするとなおさら酷というものです。

そこで、基礎体温を継続的に測定、記録し、グラフ化してみることをおすすめします。
その基礎体温表に現れる波型から自らのからだのリズムを知り、月経前症候群(PMS)が起こる時期を予測して事前策を打てば、よりいい状態でこの時期を乗り切ることができるはずです。

月経前症候群対策に
基礎体温管理用アプリの活用を

看護師さんには釈迦に説法でしょうが、基礎体温とはこころとからだが一日のうちで最も安定した状態にあるときの体温です。
通常は、早朝、目覚めたときに測定した体温をいいます。

看護師さんなど交代制勤務者の場合は、起きる時間が一定でなくても、6時間ほどの睡眠をとって目覚めたときに測定した体温が基礎体温となります。

基礎体温を毎日測定し、記録してグラフ化していくと、月経や排卵など、あなたのからだをコントロールしている女性ホルモンの動きを確認することができます。
当然、そのグラフから、月経前症候群(PMS)が起こる時期を、いとも簡単に把握することができるはずです。

ただ、この体温を測定して記録し、グラフ化していくことは、起床直後の作業としては結構負担で、つい怠けてしまうという方も少なくないだろうと思います。

そんな方向けにTDKは、口内で40秒で基礎体温を測定し、その測定値をボタン操作ひとつでスマートフォンに転送し、専用アプリとの連動で測定データをグラフ表示できるできるようにしたTDK婦人用電子体温計を開発しています。

これさえ活用すれば、あなたのからだのリズムを一目で知ることができますから、さまざまなスケジュールも立てやすくなります。
特に勤務スケジュールについては、直近のグラフをプリントアウトして持参すれば、看護管理者に勤務希望を出す際の確かな根拠として活用することもできます。

周期的に訪れる月経は、あなたの健康を知るバロメーターです。
周期の変動がからだの不調を教えてくれることもあり、子宮内膜症や子宮筋腫があれば、その早期発見にもつながります。

同様の体温計として、オムロン 婦人用電子体温計 ピンクもあります。こちらは10秒で検温し、スマホやPCでリズムを確認できるのが特徴です。

月経前症候群のつらい症状は
血行・めぐりを促して軽減する

月経前症候群(PMS)で現れる症状は人それぞれですから、その改善策は、自分が楽だと思える方法でセルフケアを行うのがいちばんです。

■軽い運動の習慣化
たとえば血行を促してからだの「めぐり」をよくするためには、軽い運動をするといいでしょう。
日頃運動習慣のない人と定期的にスポーツをしている人とでは効果も違ってくるでしょうが、自分にとって無理のない範囲でからだを動かすことは、気分転換にもなり、抑うつ的な気分の改善に効果があります。

■塩分水分を控えめに
栄養面では、栄養バランスのとれた食事が基本であることはいうまでもないでしょう。
ただ、この時期はホルモンバランスの乱れから水分代謝に異変を来たしやすく、看護師さんなど立って仕事をすることの多い方では、足に浮腫が出ることがあるでしょう。
その場合は、塩分と水分を控えめにした方がいいようです。

■イライラ対策に少し甘くしたハーブティーを
また、この時期は血糖値が下がりやすいうえに、イライラや不安感を解消しようと、ついつい甘いものを無茶食いしがちです。
ただし、一気に糖分をとって血糖値を急激に上げてしまうと、気持ち的には落ち着いてもからだとしてはかえって疲れてしまいます。

甘いものはほどほどにして、血行促進やリラックス効果を期待できるenherb ハーブティー 「女性リズムを笑顔で過ごしたい時に」に蜂蜜を少し加えて飲むのもいいでしょう。

月経前症候群の症状が重症なら
低用量ピルや漢方薬の使用も

月経前症候群(PMS)の症状が重く、勤務に就くには薬を使ってでも症状を抑えたいということもあるでしょう。そのような場合は、産婦人科医などに相談して、生理痛や偏頭痛には鎮痛薬、脚の浮腫には利尿薬、イライラや不安感が強いときは精神安定薬と、症状に合った薬を処方してもらうか、市販薬を使うのもいいでしょう。

また、低用量経口避妊薬(低用量ピル)が処方されることもあります。
月経前症候群(PMS)は女性ホルモンの急激な変動が原因ですから、卵胞ホルモン薬である低用量ピルを使って排卵を止めることによりその変動の波を緩やかにして、症状を和らげようというわけです。
この時使用する低用量ピルは、服用している期間だけ一時的に排卵を止めるもので、将来の妊娠に影響を与えるものではありませんから、安心して使うことができます。

月経前症候群(PMS)の症状緩和には漢方薬も有効です。
ただ漢方薬は個人の「証(しょう)」といって現れている症状だけでなくその人の体質に合わせて使用するのが原則ですから、薬の選択にはことさら慎重さが求められます。漢方に精通した薬剤師が常勤している薬局で購入することをおすすめします。

一般論で言えば、PMSには加味逍遥散(かみしょうようさん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、抑肝散(よくかんさん)、桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)などがよく使用されているようです。また、漢方のサプリメント漢方生薬研究所 ムーンラック を活用してみるのもいいと思います。