
退院支援における「かかりつけ薬剤師」との連携
かかりつけ薬剤師・薬局が業務内容を、対物中心から地域住民により深く関わる対人業務へと転換し、喘息やCOPD患者への吸入療法指導、在宅患者への簡易懸濁法の直接指導等に、新たに取り組む方針を打ち出している。いずれも退院支援看護師との連携・協働が必須だが……。
かかりつけ薬剤師・薬局が業務内容を、対物中心から地域住民により深く関わる対人業務へと転換し、喘息やCOPD患者への吸入療法指導、在宅患者への簡易懸濁法の直接指導等に、新たに取り組む方針を打ち出している。いずれも退院支援看護師との連携・協働が必須だが……。
日中睡魔に襲われたりすると、つい「睡眠時間が足りないから寝不足なの」となりがちだ。しかし、実は睡眠は「何時間眠るか」以上に「質の良い眠り」、つまり熟睡できているかどうかが重要だ。では、眠りの質を高めるにはどうしたらいいのか、という話をまとめた。
「健康食品」とか「サプリメント」という言葉が巷で躍っているが、実はそこには法律上の定義も基準もない。ただ、通常健康食品として扱われているもののなかには、安全性や健康への効能に関する基準を国が定めている3種類の「保健機能食品」があるという話を書いてみた。
ACPの対象で圧倒的に多いのは高齢者だ。高齢者の医療・ケアを専門領域とする日本老年医学会は、先に「ACP推進に関する提言」と併せ、提言に沿った実践例を集めた「ACP事例集」を発表。そこにはよく遭遇しそうな10事例が紹介されている。
授乳中の母親はなんと穏やかな表情をしているのかと感心させられる。その穏やかさに「癒しホルモン」として知られるオキシトシンが大きく影響していることはよく知られている。このオキシトシンとタッチングケアによる癒しにはただならぬ関係があるという話を書いてみた。
患者の意思にできるだけ沿った医療を実現し患者の尊厳を守りたいと、「意思決定支援」の取り組みが進んでいる。「人生会議」はその代表だが、「医師にすべておまかせしたい」と話す患者にも、自己決定を促し意思決定支援を行うべきか。難題だか考えておきたい課題では……。
このところ「精神腫瘍科」を開設する病院が出てきている。そこでは精神腫瘍学(サイコオンコロジー)に精通した精神腫瘍医を中心とするケアチームが、がんと向き合う患者と家族の精神面のサポートを行っている。精神腫瘍学とは、精神腫瘍医とは……。
退院後に何らかの医療的処置の継続が必要になる患者は多く、退院支援では家族にその医療的行為への協力と理解を求める場面が増えている。その際に家族が抱きがちな「違法ではないか」の懸念にどう答えるか。家族が行う医療的行為が違法性がないとされる条件などについてまとめた。
栄養療法は医療の基本であり看護の基本だ。低栄養状態が治療にもたらす影響は大きく、加えて高齢者のサルコペニアやフレイルの問題も深刻だ。そんななか栄養サポートチーム(NST)専門療法士の資格取得に挑む看護師が増えているが、その一例を紹介する。
がん患者のケアで迷い、専門看護師などに相談(看護コンサルテーション)したいと思っても、勤務先には相談できる人がいないことは少なくない。その際には最寄りの「がん相談支援センター」を利用してみてはどうだろうか。ということでがん相談支援センターについてまとめた。
地域包括ケアのケア会議で民生委員と同席したことをきっかけに、退院支援看護師と民生委員との連携を考えるようになった看護師の話を紹介する。民生委員の存在は知っていても活動内容までは知らないという方に是非読んで、連携について考えていただきたい。
呼吸器疾患患者が高齢者の増加に併い増加しているのを受け、呼吸ケアサポートチームを立ち上げる医療機関が増えている。そのメンバーに抜擢された看護師が、呼吸ケア力をより高めようと呼吸療法認定士資格の取得を決めた。その認定試験にたどり着くまでの道のりをまとめた。
糖質カットの炊飯器が人気を集めるなか、糖質カット機能付きの炊飯土鍋が新たに加わり、「糖質カットご飯」の愛用者はさらに増える気配だ。だが、炊き上げる段階で重湯部分を捨ててしまうご飯に栄養上の課題はないのだろうか。管理栄養士の友人に聞いてみた。
多職種との連携ツールとして定着しつつあるICFだが、問題思考アプローチに慣れた看護職はまだ使いこなせないと聞く。では残存機能を活かす発想でICFをとらえてはどうか。プラスとマイナスの両面をバランスよく見ていくことで「できることを奪わない」看護実践を。
通常の妊婦健診で行われる出生前診断に加え、最近は一部の妊婦対象に「新出生前診断」が行われる。その結果、胎児が病気や異常をもつ可能性があることを指摘されると、親は妊娠を継続するかどうかの決断を迫られることになる。その際の支援に役立つ冊子を紹介する。