人に言えないお尻の悩みのセルフケア




朝食

立ちっぱなし、坐りっぱなしは
痔核などの肛門トラブルリスクが

お尻の悩み、つまり肛門のトラブルについては、なかなか人には言えないし、クリニックや病院を受診するのにも勇気が必要です。

このお尻の悩みにはいろいろありますが、最も多いとされる俗に言う「イボ痔」、正確には「痔核(じかく)」で悩んでいるのは、看護や介護といった立ったままの姿勢で仕事をしている方に多いという話を「直腸肛門クリニック」の消化器外科医から聞いたことがあります。

そのとき、タクシーや長距離輸送トラックの運転手さんのように坐りっぱなしの仕事に就いている人にも、痔核がよく見られるという話に続き、
「最近は、IT関連の仕事でほぼ終日椅子に座りっぱなしでパソコンに向かっているような方にも多いから、あなたも気をつけたほうがいいですよ」
と忠告され、一瞬ヒヤッとしたことを覚えています。

長時間に及ぶ同じ姿勢が
肛門周辺の血行を妨げ痔核に

立ちっぱなし、坐りっぱなしのいずれにしろ、同じ姿勢を長時間続けていると、肛門周辺を網の目のように走っている細い静脈が「うっ血」と呼ばれる血行障害に陥り、停滞した血液のよどみが、ついにイボのような固まりになってしまう――、これが痔核(イボ痔)です。

予防するには、同じ姿勢を長時間続けないよう意識して時々身体を動かし、全身の血行促進を図ればいいことは、よくわかっています。
しかし看護職の方は、立ち仕事だけでなく坐った姿勢で看護記録に費やす時間も多く、記録の整理に没頭しているとつい時間が経つのを忘れてしまう、といった経験もあるのでは……。

■坐りすぎを警告してくれるスマートウォッチ
心当たりがあるという方には、最近注目の多機能付きスマートウォッチのなかで、【2019最新版】 スマートウォッチ のように、「坐りすぎリマインダー」といって長時間動かずにいると振動アラームで「座りすぎですよ」と警告してくれる、いわゆる「坐りすぎ通知機能」を備えているタイプの活用をおすすめします。

■お尻にかかる体圧分散クッション
あるいは、坐っている間お尻にかかる体圧を分散してくれるヘルスケア座布団 健康クッション のような低反発クッションを使ってみるのもいいようです。
実はこのタイプのクッションは、坐ったままの姿勢でいる時間が長い人がよく悩まされる坐骨神経痛や腰痛の予防にも効果ありとして、私の周りにも数人の愛用者がいます。

便秘による痔核の予防に
腸内環境を健康状態に保つ

ご承知のように、痔核に代表される肛門トラブルの原因で圧倒的に多いのは便秘ですが、下痢が続くことも原因の一つとしては見逃せないようです。

要は、規則正しいスムーズな排便を習慣づけるために腸内環境を健康な状態に保つことが、痔核など肛門トラブルの一番の予防策です。

私たちの腸内には、約1000種類、約100兆個の細菌が常時すみついています。
これら一連の常在菌は、身体にプラスに働く乳酸菌やビフィズス菌などの「善玉菌」と、マイナスに働いて悪さをする「悪玉菌」、さらにもう一つ、その時々の腸内環境の様子をうかがいながら、優勢な方につく「日和見菌(ひよりみきん)」の、大きく3種類に分けられます。

腸内におけるこれらの菌のバランスは、日々の食事や運動、また精神的ストレスなどにより、大きく変動するのですが、このバランスの乱れがそのまま排便にも影響します。
つまり便秘になったり、下痢になったりするというわけです。

■生きたまま腸に届くプロバイオティクスを
この腸内環境を健康的な状態に保つには、善玉菌を腸内に増やすことが大切です。
具体的には、各種乳酸菌・ビフィズス菌飲料やチーズ、ヨーグルトなど、プロバイオティクスと呼ばれる身体にいい働きをする菌をさまざまな食品から摂ることです。

その際には、このプロバイオティクスが腸内で本来の働きを発揮できるように、生きたままのプロバイオティクスがきちんと腸に届くタイプの食品を選ぶことをおすすめします。
ちなみに私は、先の消化器外科医おすすめの機能性表示食品アサヒ飲料 「届く強さの乳酸菌」を飲むようになってから、毎日スムーズに排便できるようになっています。

■朝食を抜かない
また、最近の若い女性には朝食を摂らない人が増えていることがよく指摘されます。
この朝食を抜く弊害はいろいろありますが、便秘に起因する痔核もその一つです。

朝食を摂ると、胃で消化された食塊が腸に届き、その刺激が腸の活動を活発化させて腸蠕動を引き起こし、自然な排便へとつながるわけです。
しかし朝食を抜くと、この自然な流れがストップしてしまいます。2日、3日とこの状態が続くと、たまった便はかなり固くなり、相当いきまないと排泄できなくなります。

そこで強くいきみ、腹圧をかけて排便を試みるわけですが、このときかかる腹圧により肛門周辺の静脈がうっ血状態に陥り、よどんだ血液が、ついにはイボのような固まり、つまり痔核になってしまうというわけです。

■温水ウォシュレットで温める
なお、痔核など肛門トラブルの原因となる血行障害を改善するには、肛門周辺を温めてあげることも大切で、その意味で「ウォシュレット」でお馴染みの温水洗浄便座があれば最高でしょう。

しかし、賃貸の住宅やマンションにお住まいで、ウォシュレットを取り付けられないという方もいるでしょう。その場合は、旅先などでも使うことのできる おしり洗浄器 ハンディ・トワレ のような携帯用ウォシュレットもありますから活用してみてはいかがでしょうか。
その際は、加温されたペットボトル水を適度な温度に冷ましてから使うことをお忘れなく。