こころが重いときは「こころのケアセンター」へ




朝

看護職に多いこころの不調
そのまま放置しないで!!

意欲の減退や不安、憂うつな気分が続く、といったようなこころの不調は、かつては入学、進学、就職、昇進、あるいは結婚、転居等々、個人のライフイベントに伴う環境の変化に起因することが多いと言われたものです。

加えて最近では、「セクハラ」「パワハラ」、あるいは「モラハラ」といった言葉がごく日常的に語られているように、職場の同僚や上司との、場合によっては近隣との人間関係における耐え難いストレスが原因で、こころの不調に陥るケースが多くなっているようです。

そんななかにあって、あなたは「この数日、どうも心が重く、明るい気持ちになれない」とか「床に就いてもあれこれいろんなことが気になってなかなか寝つけない」「朝目覚めても職場に出かけるだけの気力が出ない」といった経験をしたことはないでしょうか。

ひとつでも思い当たることがあるという方は、十分な注意が必要です。
というのは、今の状態のまま、こころのモヤモヤを誰にも相談できずにいると、悪くすれば「うつ病」につながる可能性が考えられるからです。

とは言っても、身体の不調ならともかく、こころの問題については、家族や友人にも話しにくく、かといって医療機関を受診するのもハードルが高く、なかなか最初の一歩が踏み出せないもの。
そこでおすすめしたいのが、「こころのケアセンター」とか「こころの健康センター」のような、地域にある公的な相談機関を活用してみることです。

メンタルヘルス支援の拠点として
全国にある「こころのケアセンター」

「こころのケアセンター」とは、国が力を入れて進めている「こころの健康プロジェクト」の一環として、20年ほど前から、各県および政令指定都市*にある精神保健福祉センターを中心に開設が進められている「こころの相談機関」です。
*大阪市、神戸市、新潟市、千葉市など、2019年12月現在20都市が指定されている

都道府県の行政府が開設・運営しているものが多いのですが、なかには愛知医科大学のように大学が、あるいは病院やクリニック、NPO法人などが独自に開設・運営しているものもあります。

設置主体により規模は異なり、また活動内容もさまざまですが、共通しているのは青少年や高齢者、あるいは労働者の「気持ちが落ち込む」「眠れない日々が続いている」「わけもなくイライラすることが多い」といったこころの不調に関する相談を受け付け、早めに適切な対応につなぐことを心がけていることです。

早期の専門的な対応により、最近増加傾向にあるうつ病などの精神疾患や、このところ際立って問題になっている過労死や自殺についても早めにシグナルを察知してブレーキをかけることを目的としています。
いわゆる全国規模で展開するメンタルヘルス活動の拠点として位置づけられているのが、この「こころのケアセンター」です。

まずは最寄りのセンターに
電話で相談を

こころの不調が続くときは、精神神経科や心療内科を受診して医師の診察を受けるのが一番の基本です。とはいえ、このような診療科を受診することに抵抗感を覚える方も少なくないでしょう。そんな方は、是非とも最寄りの「こころのケアセンター」に相談されるのがベストだと思います。

ここでその連絡先などをリストアップしてご紹介できればいいのですが、全国となると膨大な数になりますので、ここではひとまず措(お)きます。

そこで、まずはご自宅や勤務先近辺にあるこころのケアセンターを都府県あるいは市区町村単位でネット検索してみてください。
最寄りの病院のホームページにアクセスして、「こころのケアセンター」のような相談室の有無をチェックしてみるのもいいでしょう。

こころの専門家と話して
自らのこころを客観視する

該当するセンターや相談室が見つかったら、まずはそこに電話で相談してみてください。
精神科医、あるいは誕生して間もない公認心理師や臨床心理士、精神保健福祉士、精神看護専門看護師など、こころの専門家が応対してくれるはずです。

相談内容によっては、必要に応じて「では面接してお話をお聞きしましょう」となるでしょう。あるいは「ご自宅により近いここでも相談を受けられますよ」とか「そういったご相談でしたら……」などと、最寄りの相談先を紹介してくれることもあるでしょう。

いずれにしても、こころの専門家と話すことで、今の自分のこころの状態を少し客観的に知ることができれば、一安心です。
後は、カウンセリングを受けるとか、十分な休養をとるなど、必要とされる具体的な手立てをされたらいいと思います。

なお、こころのセルフケアとして、自分の食生活を見直してみるのもいいでしょうし、緑茶に含まれる「テアニン」のちからを借りるのも一法でしょう。

看護という仕事はもともと精神的に疲れやすいもの。それだけにイライラしたり憂うつになったりして、うつ病の発症につながりやすいことが指摘されている。こうした状態の改善には、毎日の食事が大事。とかく不足しがちな葉酸とn-3系脂肪酸の積極的摂取を。
うつ病ではないが、憂うつ、気が滅入る、気持ちが落ち込むといったうつ症状に悩む日本人は多い。特に仕事上のストレスが多い看護師は、それが慢性化してうつ病になるリスクが高いとされている。予防策は多々あるが、ここでは緑茶のうまみ成分「テアニン」を紹介する。