新型コロナ対応の看護師等医療職求人情報サイトを厚労省が開設




医療スタッフ

国内での新型コロナウイルス
1日の感染者数が過去最多に

国内で11月12日に報告された新型コロナウイルス感染者数が1660人と、過去最多を更新したことを各メディアが報じています。

この日の都道府県別感染者数を見ると、北海道(236人)、神奈川県(147人)、兵庫県(81人)、茨城県(26人)で過去最多となったほか、東京都でも393人で2日連続で300人を超えています。

国内の感染者数は、8月の感染第2波以降、9月に入ってからは1日当たりおおむね300~600人で推移し、収束への期待もうかがえました。

ところがその後、10月に入ってからは、人との接触が多い20代、30代の若い世代を中心に感染が拡大し、10月29日には国内の累計感染者数が10万人を超えています。

感染者数は右肩上がりで増え続けているものの、1日当たりの死者数は10人前後と横ばいのまま推移し、人工呼吸器や集中治療室で治療を受けるなどしている重症者は、12日の時点で226人と、重症化の割合も大きくは増えていない状況です。

新型コロナウイルス感染症による感染者の増加は顕著ながら、死者や重症者の増加が抑えられている状況については、治療法の改善に加え、医療機関や高齢者施設における院内感染対策が奏功している結果と評価する声が多く聞かれます。

医療機関の人材募集と
求職者をマッチングするサイト

そうした状況下での、このところの感染の急拡大は、第3波と指摘する声もあり、今後、感染者のさらなる増加や患者クラスター(感染者集団)の発生が予想されます。
加えて、今の時期は、毎年インフルエンザが流行するシーズンです。

新型コロナウイルス感染症に対応する感染症指定医療機関はもとより、地域医療を支える医療機関や保健所等においても、新型コロナウイルス感染症に対応する医療スタッフの人手不足はこの先さらに深刻化するものと推測されます。

そこで厚生労働省は、地域医療を支える医療機関や保健所における人材確保を促進しようと、医療機関等の人材募集と求職者のマッチングをねらった求人情報Webサイト、
「医療のお仕事 Key-Net」*¹を開設し、鋭意、運営を進めています。

「医療のお仕事 Key-Net」で
応募から面接までが可能に

この「医療のお仕事 Key-Net」では、医師・看護師などの求職者が事前登録なしで、アクセスさえすれば次の要領で、応募から面接までを行うことができるようになっています。

  • 全国の医療機関(病院・診療所)、保健所、検疫所の人材募集情報を掲載しており、以下の条件別に検索し、閲覧することができる
    ⑴ 職種:対象職種は、医師、保健師、助産師、看護師、准看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、薬剤師、救急救命士、事務職
    ⑵ 希望する勤務地
    ⑶ 働きたい施設:病院、診療所、保健所、その他
    ⑷ 希望する働き方:パート、フルタイム
    ⑸ 希望する雇用期間:有期、無期
  • 関心をもった医療機関等への応募だけでなく事前の問い合わせ(質問)も可能で、応募から面接までのすべてをオンラインと動画で完結できる
    (問い合わせ等は、応募フォームのコメント欄に記載すれば、医療機関等から回答のメール等を受け取ることができる)
  • 面接は、応募した医療機関側とのやりとりのなかで、その方法を選択することができる。
    その1方法としての「Webサイト上での面接」は、面接担当者とのビデオ通話によるリアルタイムでのオンライン方式、あるいは事前に医療機関等から提示された質問に、応募者が自分で返答を録画し、そのデータを提出する方法で行われる
  • 全て手数料無料で利用できる

また、人材を募集する医療機関等も、「医療のお仕事 Key-Net」にアクセスし、既定のWebフォームから人材募集情報を登録することにより、手数料無料で利用可能です。

感染管理・医療安全の研修が
採用者に義務づけられる

「医療のお仕事 Key-Net」を通じて採用が決まった際には、採用する側(医療機関等)が、採用する医療職に対し、厚生労働省が提示する感染対策等に関する一定の研修(受講料は無料)を受講させることが条件となっています。

研修の具体的な内容は、「感染管理の講義、感染防護具の着脱手順等の実技実習、医療安全の講義」が必須で、最低でも2時間程度の内容とすることが望ましいとされています。

この研修は、採用する医療機関等が行う研修のほか、外部で実施されているe-ラーニングや動画教材の視聴などの研修を活用することも可能とされています。

この研修に活用可能な教材例として、看護職向けには、以下が例示されています。

参考資料*¹:厚生労働省 「医療のお仕事 Key-Net」