
高齢者の新しい生活様式とフレイル予防アプリ
要介護状態に直結するフレイルや転倒、骨折を防ごうと、国を挙げて高齢者の健康づくりに取り組んできたが、新型コロナの感染対策上すべて中止を余儀なくされ、高齢者の活動時間は減少している。そこで在宅で、1人でもできるフレイル予防のためのアプリが開発されたことを紹介する。
超高齢化時代の今、病院でも地域でもさらなる活躍が期待される看護職の方々のワーク&ライフ両面から「看護力アップ」を応援するサイトです。
要介護状態に直結するフレイルや転倒、骨折を防ごうと、国を挙げて高齢者の健康づくりに取り組んできたが、新型コロナの感染対策上すべて中止を余儀なくされ、高齢者の活動時間は減少している。そこで在宅で、1人でもできるフレイル予防のためのアプリが開発されたことを紹介する。
普及が進まないオンライン診療が、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い注目を集めている。感染すると重症化しやすい慢性疾患患者の受診での感染源接触リスクを防ごうと、定時処方のオンライン診療・服薬指導について、手続きが簡略化され、利用しやすくなっているという話を。
新型コロナウイルスの感染拡大が進むなか、政府は、感染者が増加した際は、感染が疑われる人や軽症者は自宅での安静・療養を原則とする方針を打ち出している。その際の家庭内感染対策が、日本環境感染学会によりまとめられた。8つのポイントから成るその概要を紹介する。
加齢に伴い体力や気力が低下し、「フレイル」状態に陥るのを防ごうと、2月1日を「フレイルの日」と制定。国は新年度から75歳以上を対象に「後期高齢者の質問票」によるフレイル健診を始める。要支援・要介護者を増やさないためにフレイル対策の強化は待ったなしだ。
医療ニーズの高い患者や人生最後の数日を自宅で過ごしたいと望む患者の退院支援に、「特別訪問看護指示書」を活用して、退院当日から訪問看護を受けるようにすると、患者の不安の軽減につながり、在宅への移行がスムーズになる。同時に、再入院の予防にもなるという話をまとめた。
「過労死防止法」の施行から5年になるのを受け、過労死や長時間労働への関心が高まっている。たとえば訪問看護における移動時間は労働時間として扱われるのかどうか。移動時間が労働時間として認められず労災扱いにならなかった過労死の報道をきっかけに、考えてみた。
退院後の生活をイメージしてもらおうと、退院支援の一環として試験外泊を行うケースが増えている。その際、訪問看護を利用することができる。1回の入院につき1回、あるいは特例として2回のケースもある。利用は進んでいないようだ。その辺の話を訪問看護師に聞いた。
医療保険対応の訪問看護には「1日1回、週3日まで」の利用枠がある。患者の病気や状態によっては、この枠を超えて週4日以上、最長で28日利用できる場合がある。その際必要になる「特別訪問看護指示書」や対象となるケースについてまとめた。
退院支援担当看護師と訪問看護師は同じ看護職として仕事はわかり合っていると考えがちだ。だがそうでもないようだ。連携に際しては、訪問看護について知りたいことがあると聞き、そのお手伝いができればと、まずは訪問看護の利用に必要なことをまとめてみた。
病院勤務の経験しかない看護師が退院前や退院後の訪問指導に取り組む際に気になるのは、訪問マナーではないだろうか。やはり好印象を与え、その後の患者サイドとの信頼関係につなげたい。ということで、気後れすることなく患者宅を訪問するための基本をまとめてみた。
訪問看護師のほぼ半数が、利用者やその家族などから暴力を受けていることが、調査結果として報道された。被害を受けた看護師の多くは、「病気のため仕方ない」とあきらめているのだが……。
「かかりつけ薬剤師・薬局」制度がこの4月からスタートしている。この制度により、医師から指示を受けたかかりつけ薬剤師が患者宅に出向くことができるようになり、訪問看護師との連携が必須となる。どう連携していくのがいいのか。この先の課題となろう。