がん緩和ケアにおけるオピオイドスイッチング 神経障害性疼痛が関与している場合
がん患者の疼痛緩和に大きな意味を持つオピオイドスイッチング。その適応であるオピオイドが効きにくい神経障害性疼痛のアセスメントを中心に、がん性疼痛看護認定看護師にポイントを聞いた。持続性の「しびれる」「ビリビリする」痛みは神経障害性疼痛と考え対応を。
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がん患者の疼痛緩和に大きな意味を持つオピオイドスイッチング。その適応であるオピオイドが効きにくい神経障害性疼痛のアセスメントを中心に、がん性疼痛看護認定看護師にポイントを聞いた。持続性の「しびれる」「ビリビリする」痛みは神経障害性疼痛と考え対応を。
医療現場には経腸栄養や輸液などのチューブやラインが各種混在している。そこで使われるコネクタの誤接続による医療事故を防止しようと新規格コネクタへの切り替えが、まず経腸栄養コネクタから行われる。新規格製品から旧規格製品への移行時期の注意点をまとめた。
抗がん剤や分子標的薬などが使われるがん化学療法では、皮膚障害が出ることがある。痛みやかゆみに悩まされるだけでなく、時に症状が悪化して治療の中断を余儀なくされることもある。その予防には、洗浄、保湿、保護を基本とするスキンケアが欠かせないという話をまとめた。
かつては入院患者に限られていた抗がん剤治療が、最近は外来や内服により在宅でも行われている。自ずと抗がん剤曝露対策は院内だけでなく家庭においても欠かせない。特に、治療後48時間以内の患者の尿の取り扱いには注意が欠かせない。
緩和ケア技術は進歩しているものの、薬だけでは緩和できないつらさに悩む患者は少なくない。このような患者のケアに、バーチャルリアリティ(VR)装置を使い患者の望む場所に出掛けるという疑似外出体験を取り入れ、効果を上げている取り組みを紹介する。
がん治療の進歩により若年世代がん患者の長期生存が期待できるようになったが、治療に伴う妊孕性に障害が及ぶリスクは避けられない。「がん治療も将来子どもも」との彼らの切なる願いをかなえようと、妊孕性温存の治療費を助成する制度が全国で始まっている話を。
がんゲノム医療の遺伝子検査に公的保険が適用される。がんゲノム医療中核拠点・連携病院での相談支援体制も整備された。治療薬の開発に課題は残るが、標準治療では効果が見込めないがんや希少がん、小児がんで苦しむ患者に朗報といえよう。そのポイントをまとめた。
週刊誌報道をきっかけに「超加工食品」の健康リスクを指摘する情報が患者を動揺させている。鵜呑みにしないで、「超加工食品とは」とどのような食品なのかを知るとともに、情報のおおもとを知り、真偽のほどを自ら確認したうえで患者指導に当たる必要があろう。
事前指示書やアドバンス・ケア・プランニング(ACP)において人工栄養を拒否し、自分の口から食べることにこだわる患者がこのところ増えている。その「自然にゆだねる」選択をする患者の間で好んで飲まれている経腸栄養剤の「エンシュア」についてまとめた。
がん治療中は静かにして治療に体力・気力を集中させるのがいいと考えがち。だが、治療中こそ「がん関連倦怠感」防止のため、またサバイバーシップを高めるためにも動くべきだと、がんサバイバーのリハビリテーションが進められている。その一取り組みを紹介する。
緩和ケアなどの看護場面にアロマセラピーが活用されるようになっている。臨床アロマセラピストの認定看護師も増え、患者・家族からの評価も概ね良好だ。ただ、実践の科学としての看護の手法としていくには、残る課題もいくつかありそうだ。
がん看護において「セルフアドボカシー」への視点は重要だが、この言葉にリアリティが感じられないとの声は多い。がん看護専門看護師の近藤まゆみさんは著書の中で、がんを病んでいることにひるむことなく、自分らしく生き抜いていくことと、説明している。
本庶佑医師のノーベル生理学・医学賞受賞により「がん免疫療法」への期待が高まっている。だが、「がん免疫療法」にはいくつか種類があり、なかには現時点で効果が科学的に実証されていないものもある。患者の正しい選択支援に必要なことをまとめた。
小児と成人のはざまにある若者世代、通称「AYA」世代のがん罹患実態が初めて明らかに。白血病やリンパ腫など、発生頻度の少ないがんが多く、診断や治療上課題が多いのが特徴です。重要なライフイベントと重なる時期だけにケア面では特別な配慮が……。
慢性的に持続する痛みは、痛み以外の多彩な症状を伴うことが多い。抑うつ不安、怒り、睡眠障害など。それだけに痛みの実態を理解するのは難しく、ケアに難渋することが多い。そこで、それを体験している人にありのままを語ってもらう取り組みが進んでいる。