アロマセラピーの癒し効果をもっと看護に
緩和ケアなどの看護場面にアロマセラピーが活用されるようになっている。臨床アロマセラピストの認定看護師も増え、患者・家族からの評価も概ね良好だ。ただ、実践の科学としての看護の手法としていくには、残る課題もいくつかありそうだ。
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緩和ケアなどの看護場面にアロマセラピーが活用されるようになっている。臨床アロマセラピストの認定看護師も増え、患者・家族からの評価も概ね良好だ。ただ、実践の科学としての看護の手法としていくには、残る課題もいくつかありそうだ。
「笑い」に免疫力を高める効果が期待できることは欧米での実験で確認されている。日本でも初めて、その実証研究がお笑い芸人の協力を得て行われ、その効用が確認されている。研究対象はがん患者だったが、認知症をはじめとする他の患者にも応用できそうだ。
接遇マナーと聞くと、接客作法のようなことだけをイメージしがちではないだろうか。もちろんそれも大事だが、むしろ看護師には、ハウツー的なマナーではなく、TPOをわきまえつつ相手の意に沿って向き合う基本姿勢を身に着けてほしい、との声を紹介する。
看護師の「やさしさ」は「単なるおせっかい」ではなく、プロとしての知識や技術に裏づけられたものであってほしい。そんな声が耳に入ってきた。「高齢者だから」「がん治療中の患者だから」とマニュアル通りの対応をされたとおかんむりの女性患者の声だ。
人の生老病死に立ち会う看護師は、日々ストレスフルな生活をしている。ノーマン・カズンズ氏が実証した「笑いの効用」を、看護師自らのメンタルヘルスケアに、また患者ケアに生かしてもらいたい。