
看護師として知っておきたい加齢性難聴のこと
加齢性難聴は高齢者に起こることと理解しがちだが、早い人では50代から始まるという。患者に話していることがきちんと伝わっているかどうかの確認が必要だ。難聴を自覚したら補聴器を使ってくれればいいのだが、補聴器を嫌がる人には集音器の活用も検討を。
超高齢化時代の今、病院でも地域でもさらなる活躍が期待される看護職の方々のワーク&ライフ両面から「看護力アップ」を応援するサイトです。
加齢性難聴は高齢者に起こることと理解しがちだが、早い人では50代から始まるという。患者に話していることがきちんと伝わっているかどうかの確認が必要だ。難聴を自覚したら補聴器を使ってくれればいいのだが、補聴器を嫌がる人には集音器の活用も検討を。
高齢患者に多い骨格筋力の低下による身体機能の低下、いわゆる「サルコペニア」の危険因子に活動不足や栄養不良がある。入院中の患者のサルコペニアは、医師の「とりあえず安静・禁食」という指示に看護師がその妥当性を見直すことから始まるという……。
2018年4月から「介護医療院」という新たな施設がスタートしている。長期療養のための医療と日常生活上の介護の両方を提供する新しいタイプの医療施設だ。行き場のない慢性疾患患者の療養生活を支える場であり、生活の再構築支援が看護に求められそうだ。
健康長寿を全うして105歳で逝去された日野原重明医師が、健康法の1つとしてうつぶせ寝を続けていたことはご存知だろうか。睡眠中に横隔膜を動かすことによりさまざまな健康効果が得られ、熟睡もできることを体験され、患者にも看護師にも奨励している。
病院における高齢入院患者殺人事件をめぐりメディアの関心は犯人探しに集中している。しかし、身体拘束に関する調査結果も示すように、増え続ける後期高齢者の入院をどうするかは、喫緊の社会問題だ。今回の事件はその背景にまで注視していくべきではないか。