看護一般一覧

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「徐放性製剤」を粉砕して投与していませんか

日本医療機能評価機構は「医療安全情報」で「徐放性製剤を粉砕して投与し患者に悪影響が出てしまった」事例を繰り返し取り上げ、注意喚起をしている。このようなヒヤリ・ハット事例は、経鼻栄養チューブや腸瘻カテーテルから薬剤を投与する際に発生しやすい。

臨床倫理4分割法を意思決定支援に活かす

治療やケアのあり方がその人の生死を左右する倫理的課題について、患者側と医療者側が話し合い、意思決定するACPなどでは、参加者個々の立場や価値観の違いから、なかなか合意点を見いだせない。その解決法として、臨床倫理4分割法の活用を提案する。

コロナ禍で考えた「情報リテラシー」のこと

トイレットペーパーやポビドンヨードのうがい薬等々、コロナ禍で人々が情報に振り回される騒動が続いている。健康や医療に関する情報リテラシーについては、意思決定支援の場でも課題となることが多いと聞く。高めるには医療者サイドからの正しい情報提供が必須なのだが……。

厚生労働省「身体拘束ゼロへの手引き」ポイント

身体拘束の予防については、看護の現場では、日本看護倫理学会のガイドラインが有用らしい。しかし介護との連携場面では、厚労省のガイドライン「身体拘束ゼロへの手引き」の理解なくしては話が進まないことが多いと聞く。そこで改めて、その手引きを見直してみた。

「治療と仕事の両立支援」をがん以外の患者にも 2020年度診療報酬改定

「治療と仕事の両立」の実現に向け、2018年度診療報酬改定で新設された「療養・就労両立支援指導料」だが、対象ががん患者に限られ、算定要件が厳しいとのネックがあった。2020年度改定では対象疾患が拡大され、算定要件が大幅に緩和されていることを紹介する

患者になった認知症専門医が語る認知症の世界

「認知症スケール」の開発者で、認知症医療の第一人者である長谷川和夫医師が、自らも認知症であることを公表して2年。この間の認知症体験が1冊の本に。「周囲が思うほど自分は変わっていない」から、認知症者は「何もわからなくなっている人」ではないとアピールしている。

2月1日は「フレイルの日」 予防策の強化を

加齢に伴い体力や気力が低下し、「フレイル」状態に陥るのを防ごうと、2月1日を「フレイルの日」と制定。国は新年度から75歳以上を対象に「後期高齢者の質問票」によるフレイル健診を始める。要支援・要介護者を増やさないためにフレイル対策の強化は待ったなしだ。

意思決定支援で悩みがちな患者の「推定意思」

患者に提供する医療やケアはすべて、患者本人の意思決定を基本に行うとする倫理原則を遵守しようにも、患者が意思決定できない状態にあることは珍しくない。その際は家族等の力を借りて、本人の意思を推定し、その推定意思を尊重することになる。その方法についてまとめてみた。

意思決定支援で陥りがちな倫理的ジレンマ

日常のケア場面で意思決定支援が求められることは多い。その際、患者の意思を最優先すべきだが、患者の選択に倫理的問題を感じてジレンマに陥ることがある。だがそれは自分の価値観との違いに起因することもあり、第三者の意見を求めてみることが大切だ。

鎮静下(セデーション下)内視鏡検査時の看護

内視鏡検査を経験した人の多くは「いかにつらい検査だったか」を口にする。その苦痛緩和とスムーズな検査を目的に、最近は多くの施設でセデーション、つまり鎮静薬により意識レベルを少し落とした状態で検査が行われるようになっている。その際の看護ポイントをまとめてみた。

看護師が同乗する「ナースカー」で通院支援!!

救急車を頼むほどではないが自力での通院が困難な患者を支援しようと、看護師が同乗する「ナースカー」の取り組みが広がっている。高齢ドライバーによる交通事故の急増により運転免許の返納を求める声が高まるなか、通院手段を奪われる高齢患者の救済策としても注目される。