心不全患者にも緩和ケアを―ACPを始める前に
高齢化の進行に伴い心不全患者が急増している。進行が速く、急速に悪化して突然死することもあるうえに、患者は呼吸苦という最も激しい苦痛を体験する。WHOの調査ではがん患者以上に緩和ケアニーズが多いとされる心不全患者の緩和ケアについて現況をまとめた。
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高齢化の進行に伴い心不全患者が急増している。進行が速く、急速に悪化して突然死することもあるうえに、患者は呼吸苦という最も激しい苦痛を体験する。WHOの調査ではがん患者以上に緩和ケアニーズが多いとされる心不全患者の緩和ケアについて現況をまとめた。
意思決定できないうえに、それを託せる身寄りがない人は増えている。本人の意思を尊重した医療・ケアを提供するのが容易ではなくなっている現状を踏まえ、医療現場における身寄りがない人の意思決定支援ガイドラインがまとめられた。そのポイントを紹介する。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の取り組みがスタートして5年だが、思ったほどは普及していない。いきなり「もしものとき」の話をすることに原因があるのではないかとの考え、ACPのそもそもの目的に立ち返ってみて気づいたことを書いてみた。
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)において欠かせないテーマの一つに「自分が意思決定できなくなったときに誰に代わって意思表示してもらうか」という課題がある。いわゆる「代理人」だ。「家族でしょ」となりがちだが、そう決める際の留意点をまとめた。
このところ長く生きることができるようになった反面、治療やケアについて自分で意思決定できないために、家族により代行されるケースが増えている。その場合の「家族」はどう定義されているのか。意思決定プロセスに関するガイドラインを参考に考えてみた。
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の導入にあたり、その方法を患者に説明する手引きはどれがいいのか迷う、との声が少なくない。そこで、人生の最終段階を迎えたときを想定したACPの手引き書と、その話し合いの際に使う事前指示書2点を紹介する。
「もしものときのこと」を患者と家族、医療関係者が話し合うアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の取り組みを普及させようと、厚生労働省が愛称を公募。選ばれたのは現役看護師による「人生会議」。看護職にも認知度はまだ低いのですが……。
エンド・オブ・ライフケアの一環としてアドバンス・ケア・プランニングへの看護のかかわりが求められるようになっている。その際、患者がおひとりさまの場合に増えている「最期のその先の葬儀について知りたい」への支援について、まとめてみた。
治療法の選択やエンドオブライフケアにおいて、看護師に意思決定支援が求められる場面は増えています。そのとき、その人の何に価値を置いて支援するか、とりわけ家族が多様化している現代は、看護師に難しい選択が求められるのではないでしょうか。
終末期医療・ケアのガイドライン2018年改訂のポイントは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)、いわゆる「人生会議」の導入にあります。そこで看護に求められるのは「意思決定支援」。「最期の日々をどう過ごすか」「延命治療はどうするか」……。
「もしものとき」を想定して、自分が大切にしたいことや残りの日々の過ごし方などを気軽に話し合うきっかけになればと、「もしバナゲーム」と呼ばれるカードゲームが二人の医師により作成された。患者とのアドバンス・ケア・プランニング(人生会議)に活用を。