
訪問指導・訪問看護で好印象を与える訪問マナー
病院勤務の経験しかない看護師が退院前や退院後の訪問指導に取り組む際に気になるのは、訪問マナーではないだろうか。やはり好印象を与え、その後の患者サイドとの信頼関係につなげたい。ということで、気後れすることなく患者宅を訪問するための基本をまとめてみた。
超高齢化時代の今、病院でも地域でもさらなる活躍が期待される看護職の方々のワーク&ライフ両面から「看護力アップ」を応援するサイトです。
病院勤務の経験しかない看護師が退院前や退院後の訪問指導に取り組む際に気になるのは、訪問マナーではないだろうか。やはり好印象を与え、その後の患者サイドとの信頼関係につなげたい。ということで、気後れすることなく患者宅を訪問するための基本をまとめてみた。
脳卒中などにより失語症になった人の数は50万人と推計されている。社会的に孤立しがちだった彼らのコミュニケーションを支援して社会参加の手助けをする「失語症者向け意思疎通支援者」の養成・派遣に、国がようやく動き出した。その取り組みと進捗状況をまとめた。
がん看護において「セルフアドボカシー」への視点は重要だが、この言葉にリアリティが感じられないとの声は多い。がん看護専門看護師の近藤まゆみさんは著書の中で、がんを病んでいることにひるむことなく、自分らしく生き抜いていくことと、説明している。
「もしものときのこと」を患者と家族、医療関係者が話し合うアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の取り組みを普及させようと、厚生労働省が愛称を公募。選ばれたのは現役看護師による「人生会議」。看護職にも認知度はまだ低いのですが……。
話し下手を気にして,「自分は看護師に向いていないのでは」と考える例も少なくない.しかし,話し上手よりも聞き上手のほうがむしろ対人力は高いとされる.聞き上手に徹することで,話し下手を克服してほしいと提案する.
気管挿管や気管切開により言葉で自分の意思を伝えられない患者とのコミュニケーションは、専用の機器を用いるなどさまざまな工夫がされている。しかしなかには、伝えるもどかしさから、意思表示を諦めてしまう患者もいるようだ。諦めさせない工夫をまとめた。
身体拘束に頼らない看護の実現は口で言うほど簡単ではない。その秘訣を、高度急性期でも拘束ゼロを達成した金沢大学附属病院の取り組みをまとめた一冊の本を通して紹介する。「患者を人として尊重する」「患者とのポジティブな関係構築」の2点にあるようだ。
ただじっくり話を聞くことにウエイトを置く「受動的傾聴」も大事ですが、むしろ医療現場では、話を聞いて相手の意思を確認しつつ、必要なことを伝え、納得を得ながら話を進めていく「積極的傾聴」が大事になってくるという話を書いてみました。
院内感染対策上、看護師さんのマスク着用は避けられない。しかし、口元を大きく隠してしまうマスクは、看護師さんの表情を隠してしまい、患者とのコミュニケーションの妨げとなる。そこで「透明マスク」の登場となる。
加齢性難聴は高齢者に起こることと理解しがちだが、早い人では50代から始まるという。患者に話していることがきちんと伝わっているかどうかの確認が必要だ。難聴を自覚したら補聴器を使ってくれればいいのだが、その補聴器も補聴器相談医の処方で。
高齢入院患者の「点滴による中毒死事件」発生から1年10カ月後、残念ながら逮捕されたのは当時の担当看護師だった。「消毒液を点滴に混入」したとのこと。現場の状況がわかるにつれ、看取りの後にグリーフケアが行われていたら、と悔いる気持ちが募る。
自分の死が近いことを意識している患者を前にし、答えに窮することを聞かれ懸念から、その場から立ち去りたい気持ちになることはないだろうか。緩和ケアの専門医である小澤竹俊医師は著書のなかで、患者が穏やかになれる条件を探してみることをすすめている。
接遇マナーと聞くと、接客作法のようなことだけをイメージしがちではないだろうか。もちろんそれも大事だが、むしろ看護師には、ハウツー的なマナーではなく、TPOをわきまえつつ相手の意に沿って向き合う基本姿勢を身に着けてほしい、との声を紹介する。
自分の話し声が相手にどう聞こえているかは、あまり気にしていない。しかしとかく女性は、相手にきちんと伝えようと思えば思うほどトーンが高くなりがちで、高齢者には耳障りな音にしか聞こえていないことが多い。腹式呼吸トレーニングで落ち着いた低い声を。
医療や看護の現場で仕事をしていると、さまざまなジレンマに日々直面することは想像に難くない。特に組織のはざまにいる看護管理者は倫理的に意思決定を求められる場面が多い。そんなときに倫理的にふるまう道しるべとして、勝原裕美子氏による本を紹介する。